日本の国民は優秀だが・・・二度と95年震災後と同じマクロフレームの誤りをしないように | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

日本の国民は優秀だが・・・二度と95年震災後と同じマクロフレームの誤りをしないように

国債直接引き受けを否定=「通貨の信認損なう」―日銀総裁
時事通信 3月22日(火)20時50分配信

 日銀の白川方明総裁は22日の衆院財務金融委員会の席上、東日本大震災の復興資金の財源確保に絡んで一部で取り沙汰される日銀による国債の直接引き受けについて「通貨に対する信認が損なわれる」と否定した。通貨の信認は「金融経済の重要なインフラ」とし、維持に全力を尽くす姿勢を強調した。
 また、震災後の急速な円高局面で、日本企業が円資金確保のため外貨資産を売却するとの観測が流れたことに関し、同総裁は「まったく根拠がない」と全面否定した。いずれも後藤田正純氏(自民)への答弁。 


今日のデフレの原因は、95年の阪神淡路大震災以後の行きすぎた円高にある。

行きすぎた円高は、通貨供給量の相対関係による。

行きすぎた円高が、日本企業の実力を越え、努力をしても報われない環境をつくった。

それを日銀と日銀支持勢力は、日本の生産性の低さといって長年放置した。



非正規雇用拡大の真の原因は、95年震災以後の行きすぎた円高です※。それを隠すためのプロパガンダが新自由主義批判です。民主党のみなさん、目をさましてください。真の原因を直視しなければ問題は解決しません。

(※2006年2月24日衆議院予算委員会公聴会における逢見直人・連合副事務局長の格差拡大の原因についての発言も、格差拡大の原因は長期デフレがメインであるといっています。その長期デフレのはじまりが95年の震災を契機とした行きすぎた円高です)


そして、2011年、東日本大震災。

また、同じ轍を踏むのか?



そして、また、日本のエリートが得意とする政策の逐次投入で、「やったけど、効かないでしょ?日本は世界とは違う国です」と言い訳をするのか?

なぜ、同じ轍を踏むのか?

1回1回の総括と反省がない。

日本のエリートは間違えがないことになっている。だから反省がない。反省がないから学習がない。そして人事評価が70年代と変らない。だから、同じ轍を踏む。(日露戦争の作戦でアメリカの機動部隊と戦うようなもの)



そして、国民は優秀だが・・・・という国際評価となる。



非常時のこの国民の奮闘、復興への希望を、またしても、政策のミスでつぶすのか?

マクロフレームのミスで無辜の国民を苦しめるのはもうやめにしようという声が各機関の若手のみなさんから出てくることに期待。今こそ、決起の時。国民に報いる時。