ブログの主題と全然関係ないけど、ウェブ制作な人とかイラスト描いてご飯食べてるフリーランスの人には意味の有る内容なのかなーと思ったので簡単にでも書いておくです。

ちなみに、現状で年間20万以上払ってる人が安くなる内容です。
20万って言うと、所得ベースで年間200万ちょい稼いでれば超えてしまう額だと思われますが、住んでいる地域によっても差が大きいので、その辺りはちゃんと調べた方が良いかなーと。


会社員からフリーランスになると大抵の人が社会保険から国民健康保険に切り替える訳ですが、多分皆思うのです。

『国保、たっけぇえっぇえΣ(゚Д゚;』

でも、他に選択肢が無いと思ってたり、そう言う物だと思い込んでるから、仕方なく払う感じですよね。
ボクはそんな感じでした。

住民税もそれなりに高いけど、まだその使い道を考えれば納得できる部分が有れど、保険が収入に対してどんどん上がる国民健康保険税は納得が行かないです。
ボクなんか、ここ5年くらいは医者にかかってないので、より捨ててる感が大きいお金。
とは言え、万が一を考えたら払わない訳にも。。。

と、思っていたら、どうやら「国民健康保険組合」ってのが有るらしく、その中のいずれかの組合に加入すると、多くの場合保険料が安くなるとの事。
この組合は色々有るんですが、ボクたちみたいなウェブ制作やってる人とかだと「文芸美術国民健康保険組合」一択になる感じです。

文芸美術国民健康保険組合の一番素敵な所は、保険料が組合員の収入が、多い少ないにかかわらず均等なんです!
その金額も、月15,000円程度。
この辺りでだいぶテンションが上がってきます。えぇ。

保険料の比較とかを試してみると更にその差額が歴然。

んで、この組合に加入するには、以下の条件を満たす必要があります。

日本国内に住所を有し、文芸、美術及び著作活動に従事し、かつ、組合加盟の各団体の会員である者とその家族。
なお、法人事業所の事業主、従業員の方々は健康保険が強制適用となっており、当組合を含め、国民健康保険には加入できません。

組合加盟の各団体ってのが色々有りますが、現状だとウェブ制作やイラストの場合は、「(協)日本イラストレーション協会 - JILLA/ジャイラ」か「社団法人 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)」になると思います。
将来、ウェブデザイナー協会みたいなのが出来たら一番良いんですけど。
他の業種の方も結構色んな団体やらが有るので、一度調べてみると良いと思います。

ここで、厄介になるのが団体への加入資格。
JAGDAだと推薦が通常必要なので、周りに加入している人が居ないとダメですが、事務局に言えば紹介してもらえるみたいです。コメント参照

この辺りが若干手間ですが、JILLAは推薦が必須では無いので、協会から承認されれば誰でも入れます。

ウェブの場合、イラストは切っても切れない関係ですからイラストレーションに関わる事業者で有ることは間違いないです。
むしろ、言ってしまえばウェブデザインもイラストです(`・ω・´)キリッ
まぁ、厳密な規定は協会の中の人が決めることなので定かでは有りませんが。

3/23 15:45頃追記:JILLAの中の人っていうか代表の方からTwitterで反応が!

JILLAはイラストレーションを発注側/受注側として扱っている個人事業者で開業届、青色申告をきちんとしている方であれば受入れています。ぜひご一考を。

Twitter / @TETSUHONDA: JILLAはイラストレーションを発注側/受注側として ...

しれっと発注側も入っていますね!後、青って書いてますが白でも可能みたい。参照
結構対象になる人が多いんじゃないかな、コレ。

と言う訳で、JILLAに加入する場合は、正会員 入会申込みフォームから必要事項を記入して、必要な書類一式を郵送してもらいます。
2、3日で届くので中にある書類をしっかり読んで、必要事項を記入したり必要な物を用意したりします。
必要な物に住民票とか有るのでちょっと手間ですが、面倒がらずにやっちゃいましょう!
数日すると審査結果がメールで来ます。
無事に承認されました となると、出資金やら手数料を1ヶ月以内に3万程度払う必要があります。
んで、無事協会に入れれば、文芸美術国民健康保険組合の加入資格が得られるので、そっちの手続きも無事に済めば晴れて被保険者になる事が出来る感じです。

最後に、新しい保険証をもらったら市役所とか行ってその旨を届け出てお終いです。

協会への出資金とか諸々を足しても年間で20万程度で済むので、多くの場合安くなると思います。
ただ、自治体の場合は世帯数が多いと安くなると言うか増えても殆ど高くならないので、一人の場合じゃないと、安くならない可能性も。

にしても、自治体の国民健康保険の制度に関して色々考えさせられました。