『聖闘士星矢Ω』メインビジュアル

2012年4月よりテレビ朝日系にて放送されているTVアニメ『聖闘士星矢Ω』の新主題歌を、ニコニコ動画の人気歌い手5人によるユニット√5(ルート・ファイブ)が担当することが発表された。

√5は、ニコニコ動画で人気を誇る歌い手、蛇足、ぽこた、みーちゃん、けったろ、koma'n(こまん)の5人によるボーカル・グループで、5人合計のtwitterフォロワー数は47万人 、5人の合計動画再生回数は3,000万回を突破するほどの人気ぶり。その人気はネット界隈にとどまらず、ドラマやミュージカルへ活躍の場を広げ、8月15日にリリースされたばかりの3rdシングル「Love Doctor」は、自身初のオリコンウィークリーランキング10位入りを果たしている。

新主題歌は10月14日放送分より切り替わり、タイトルは「新星Ω神話(ネクストジェネレーション)」。歌詞には「小宇宙(コスモ)」や「聖闘士星矢」などのワードも入った完全書き下ろし楽曲で、アッパーなロックチューンに仕上がっているという。現在の主題歌は、MAKE-UP feat.中川翔子による初代『聖闘士星矢』の「ペガサス幻想(ファンタジー)」のカバーであるため、完全新曲による主題歌はおよそ23年ぶり。また、シリーズ26年間の歴史の中で、グループアーティストが主題歌を務めるのはこれが初となる。

東映アニメーションの若林豪プロデューサーは「星矢の背中を追いかける光牙と若き聖闘士たちのスピリットを√5が熱く歌ってくれました!」、さらに『聖闘士星矢』の原作者である車田正美は「次世代の少年伝説を託すべき、新たなる小宇宙(コスモ)を感じた」と√5の起用について太鼓判を押している。また、√5のメンバー・けったろは「自分が毎朝早起きをして見ている番組の主題歌を歌わせてもらえるなんて夢にも思っていませんでした。この曲を聴いて皆も小宇宙(コスモ)を感じてください」と喜びをあらわにした。

「新星Ω神話(ネクストジェネレーション)」で主題歌を務める√5

『聖闘士星矢Ω』は、『聖闘士星矢』は、車田正美原作で1985年から1990年にかけて「週刊少年ジャンプ」にて連載、後にテレビアニメ化された大ヒット作。その続編となる本作『聖闘士星矢Ω』は、今年で生誕25周年を迎える同シリーズの「車田正美プロジェクト」の一環として展開され、新たに書き起こされたオリジナルストーリーで、新世代の聖闘士(セイント)たちを描いている。

(C)車田正美/東映アニメーション・テレビ朝日・電通