今日、株主総会で会社の役員を正式に辞めた。
移行にカウントダウンだ。
キリも良いので、+あとちょっと酔っ払っているので書く。
これは会社を作る前から考えていたことでもあるけど
ここ1-2年で痛感していることでもある。
「我々40代は何をすべきか」
まず、世代的なお話から。
現状を見よう。
正直に言って、今の20代のエンジニアの人達のレベルは高い。
勿論、そうでない人もいるけど、
特にトップノッチの人達の水準は高い。
それに比較して40代以上は残念ながら、相対的に低い。
これは一重に教育の水準が上がったということもあると思う。
コンピューターサイエンスや情報工学のコースも
充実してきていると思うし、何より勉強することが普通である、
というが20代の世代的な常識になっていると思う。
要はスタート地点が我々の時よりも前になっている、
ということだと思う。素晴らしいことだ。
さて、我々40代はどうか?
残念ながら不勉強である。
はっきり言うが、「勉強しないことが偉い」的なカルチャーが
あったし、今もある人にはある。
社会的に余裕がある状態であれば、
そのような、ある意味露悪趣味なエートスも
肯定的に受け取る余地はあったであろう。
残念ながらそのような余裕はなくなった。
これからはもっとなくなるだろう。
そんな中でどう生き残るのか、自分たちの世代は何ができるのか?は
もっと自覚的に考えてもいいのかな、というよりも考えるべきと思う。
と言うわけで割と自分勝手な40代のミッションですが・・
1:まずは反省すべきだと思う
いやもう、俺たち普通に勉強しなさすぎですよ。
真面目に。
数学とか駄目駄目とか、アリエナイですよ。
教養も足りない。
暇を見つけたら、本を読むとか、写経するとか、
自分の能力が足りないことを
自覚して勉学にいそしむべきですよ。
特に今は技術の変わり目なんだから、
なおさら勉強しなくてはいけない。
それで分からないことがあったら素直に、20代・30代に聞けば良い。
教えてくれますよ。正直我々の世代よりも人間できている人が多い。
以上を読んで「よし反省した。反省したから明日からやろう、」
という人。それは遅いっす。
今日、今からからやってください。明日からでは遅いんです。
もう自戒を込めて言いたい。
2:シャア・アズナブルをめざそう。
すごく具体的にいう。
われわれは シャア・アズナブルを目指すべきだと思う。
残念ながら僕らはオールドタイプだ。
どんなに頑張ってもニュータイプではない。
いや別にマスクして、赤い服着ろって言ってるわけではない。
我々の強みは大抵シャアにかぶる。
冷静に見てみる。
2-1 経験値なスピード
そもそもシャアの「通常の3倍」は、
良く見ると大抵は制約条件があるときの通常の3倍だ。
制約条件下でのモビルスーツの操作は、我々は通常の3倍は堅い。
ノーマル状態では良くボコられるが、
行動力が7割減の制約条件化でも
行動能力を100%に維持できる経験値的なスピードは持っている。
これは能力としてはデカイ。
経験値をスピードに生かすべきだ。
2-2 先を読む力
先を読む力はまさにリスク管理につきる
「下手によけるよりもあたらんものだ。保証する」というヤツだ。
下手によけているヤツが当たっているのは、俺達は知っている。
全部のリスクを取る必要はない。
適切なリスクを取ることが、結果として最良の結果になることは
経験的に知っている。
これだ。
先読みをしつつ適切なリスクをとる。
これを指針とすべきだ。
2-3 プレイング・マネージャーで頑張るべきだ。
シャアはやはり現場からも人気がある。
第一線でもパイロットとしてはやはり優秀だ。
なぜか?やはり現場にいるからだろう。
現場から距離を取った方がモノが見える、という説もある。
でもそれは違う。現場100回ですよ。
我々は、間違っても劣化ギレンになってはいけない。
早死にするだけだ。
プレイング・マネージャーとして頑張る。
ニュータイプには簡単に負けてやらない。
これが大事だ。
まぁ、こんな感じだ。
では50代以上はどうするか?という話があるが
40代の人間としては50代以上の方へのお願いは・・・
・人の上に立つのであれば、デスラー総統を目指して頂きたい。
プライド高く、かつ上品。加えて、敵のモニターに登場して
「ヤマトの諸君」とか言い放つセンス。
是非目指して頂きたい
どこまで本気だかわからない、この感じ。
・または、現場で頑張るなら、刑事コロンボになって頂きたい。
やはり往年のピーターフォークは素晴らしい。
同じカミさんネタをリピートしつつも、昼行灯をやりつつ
問題をきっちり、えぐり出す手法は経験なくてはできません。
ぜひ、お願いしたい。
などと。