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バックアップとリストアについて


Solarisでのバックアップは、ディスクのハード障害などで壊れた場合、特定のメディアにバックアップを取っておけば、それをリストアするだけで簡単に環境が戻せるので、通常の運用では重要な作業の1つである。バックアップを行う際、できるならばシングルユーザーモードで行なう方がよい。

メジャーなバックアップ媒体の紹介
メディア名 デバイス名 容量
3.5インチフロッピーディスク /dev/rdiskette0 1.44MB
QIC-150:1/4インチ /dev/rmt/0 150MB
QIC-24:1/4インチ /dev/rmt/0 60MB
8mm(8200) /dev/0lb 2.3GB
8mm(8500) /dev/0hb 5.2GB(圧縮)
8mm(8900) /dev/0lb 7GB(圧縮)
DAT(90m) /dev/rmt/0 2GB
/dev/rmt/0c 5GB(圧縮)
DAT(125m) /dev/rmt/0 12GB
/dev/rmt/0c 24GB(圧縮)

なお、デバイス名の0はデバイスを複数増設すると1とか増えていきます。次にバックアップを取得する方法ですが、一般的にSolarisの場合はufsdumpコマンドを使用します。ufsdumpはスライス単位(パーティション単位)しかできないので、部分的なディレクトリやファイルをバックアップする場合はtarcpioなどで行います。

(1)tarコマンド

tarコマンドの基本的なフォーマットは「tar 機能 オプション ファイル名」となる
(例1:/export/home/tokita配下の全ファイルをテープにバックアップ)
# cd /export/home/tokita
# tar cvbf 126 /dev/rmt/0

(例2:/export/home/tokita配下の全ファイルをFDにバックアップ)
# cd /export/home/tokita
# tar cvf /dev/rdiskette

(例3:ファイル名を指定してリストア)
# tar xvbf 126 /dev/rmt0 ./data

*他にもjarコマンドというのがあります。これはjava用のアーカイバのようです。

(2)cpioコマンド

(例1:/export/home/tokita配下の全ファイルをテープにバックアップ)
# cd /export/home/tokita
# find . -depth -print | cpio -ocBa > /dev/rmt/0

(例2:/export/home/tokita配下の3日以内更新したファイルをFDにバックアップ)
# cd /export/home/tokita
# find . -ctime 3 -print | cpio -ocBa > /dev/rdiskette

(例3:FDからファイルをリストア)
# cpio -ivd < /dev/rdiskette

(3)ufsdump、ufsrestoreコマンド(Solaris特有のコマンド)

(例1:フルバックアップ*1)
# ufsdump 0ucfo /dev/rmt/0ln /dev/rdsk/c0t1d0s0

(例2:3の増分バックアップを行なう際、ファイルの内容を確認)
# ufsdump 3vf /dev/rmt/0 /dev/rdsk/c0t0d0s0
vオプションがポイント

(例3:リモートバックアップ:.rhostsの編集要)
# ufsudmp 0ufc tokisun:/dev/rmt/0 /dev/rdsk/c0t3d0s0
tokisunはホスト名

(例4:対話方式のリストア)
# ufsrestore ivf /dev/rdsk/c0t0d0s0
ufsrestore >のプロンプト出現。?で確認しよう

(例5:ファイルシステムの完全なリストア)
# umount /home
# newfs /dev/rdsk/c0t3d0s0
# mount /dev/rdsk/c0t3d0s0 /mnt
# cd /mnt
# ufsrestore rvf /dev/rmt/0
# cd /
# umount /mnt
# fsck /dev/rdsk/c0t3d0s0
# mount /dev/rdsk/c0t3d0s0

*1:ufsdumpの最初のオプションはバックアップレベルを意味する。0はフルバックアップ、1→9は増分バックアップ。9→1は差分バックアップ。

*FC_AL内蔵DISKの注意
Sun Fire 280R,480,880,890などのFC_AL内蔵ディスクを交換した場合は、WWN情報が異なるためこれだけでは戻りません(panicが発生したような・・・)。CD-ROMシングルユーザモードで起動して以下のコマンドを実行します。

(ルートパーティションに実行する)
# mount /dev/dsk/cXtXdXsX /mnt
# drvconfig -r /mnt/devices -p /mnt/etc/path_to_inst
# cd /devices
# find . -print | cpio -pduVm /mnt/devices
# devlinks -r /mnt
# disks -r /mnt
# luxadm set_boot_dev /dev/dsk/cXtXdXsX


 Solarisユーザの多くはバックアップを行う場合、ufsdumpを使用する。スライス毎にバックアップを行わないといけないが、回復させる場合ブートの情報などtarなどでバックアップできない情報まで取得が可能なためである。また、Solarisのブートディスク(/root)をリストアした場合、OSが起動できなくなります。それはブートブロックが消えてしまうからです。リストアした場合は次のコマンドを実行しましょう。

# installboot /usr/platform/`uname -i`/lib/fs/ufs/bootblk /dev/rdsk/c0t0d0s0

*installbootのmanマニュアル

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