情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

はてなブックマークとアクセスアップ効果

はてなブックマークとウェブサイトのアクセスアップについて書いてみます。

b.hatena.ne.jpからのアクセスはそんなに多くない。

まず、b.hatena.ne.jpからのアクセスですが、ブクマ数500〜600あたりのホッテントリー入り記事で一日5〜6000千アクセス位です。
新着ブクマ入り位だと数百アクセスあるかどうかです。
ちょっと大きめのサイトならば、全アクセスの数%相当だと思います。
ぶっちゃけ、はてなというのはそんなに大きなコミュニティではないので、商業サイトが本気で狙う程のアクセスは来ません。

関連webサービスからが大きい

はてなブックマークはrssを公開しています。
はてブ本体以外にもRSSを利用したWebサービスからのアクセスがあります。

例 RSS Reader




例えば Google Readerにおいてはてなブックマークのホッテントリーフィードを登録している人は16758人います。
これは一つのrssリーダーの購読者数数字なので、RSSリーダー愛用者全体のフィード購読数は数万以上ではないかと考えられます。

例 Google ガジェット




Google ガジェットのはてなブックマーク公式ガジェットは12万638人が使用しています。

例 Twitter




はてブのRSSを流すbotは複数ありますが @hatebuは49035人にフォローされています。
これだけたくさんの人にフォローされているアカウントに紹介されると、結構な数のアクセスが来ます。


また、はてなブックマークにはTwitter連携機能というものがあます。
これははてぶページから見ることが出来ますが、連携機能からのアクセスだけでb.hatena.ne.jpからの総アクセスを超えることも珍しくありません。
はてブで始まったクチコミがTwitter上に広がり、数千件ツイートされる、なんてこともあります。


会員数100万程度であるはてなのサービスが、日本人ユーザー3000万弱(ad planner調べ)のTwitterへの非常に優秀なトリガーとして機能しているわけです。

被リンクからのSEO

はてブのホッテントリーに入ると、被リンクが10万くらい付きます。
質はあまり高くない上、動的に生成されてすぐに消えてしまう被リンクなのでロングテールキーワードには大した影響を及ぼさないのですが、数日間話題になってすぐに忘れられるような話題においては非常に大きな影響を持ちます。
実際ホッテントリー入りした記事が、数日の間、企業公式サイトさえ押さえて検索一位になり、その後検索上位から消えていくケースが多々あります。
つまり、はてブが付くことにより、検索エンジンからの流入が増える場合もあるわけです。
特に時事ネタにおいてはこれは無視できません。

そういうわけで

はてブのアクセスアップ効果というのは直接的なアクセスだけではなく、RSSから派生するアクセスや短期的に検索順位が上昇したことにより、検索エンジンからやってくるアクセスも含んで考えるべきだと思います。