睡眠不足は、酔っ払っているのと同じくらい判断力や集中力を低下させ、仕事に悪影響を及ぼします。毎日十分な睡眠を摂ることは、健康維持はもとより、仕事の生産性を担保する上でも大前提。無論、仕事中に居眠りするなんて言語道断です。

とはいえ、抗しがたい眠気でどうにも何にも手につかないとき、なす術はないのでしょうか? そこでこちらでは、緊急避難的な措置として、こんなアイデアを考えてみました。

Photo by Jesse Gardner.

 

プライベート空間をフル活用する

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一部の企業では、やむをえず長時間勤務となった従業員のために仮眠室が設けられています。勤務先に仮眠室があれば、利用しましょう。ドアを閉め、「使用中」の表示を出しておくこと。また、デスクの椅子やデスク下の床といった、小さいながらも自分だけのスペースをフル活用するのも手です。


死角を見つける

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ほとんどの人は、それほど長い時間自分を凝視することはないはず。まずは、他の人々から目に付きにくい場所、角度を見つけましょう。また、片方の手に頭を置き、もう片方の手でマウスやペンを持てば、一見パソコンに向かっている、もしくは、何か書いているかのように装えるかも...。もちろん、快眠できる体勢とはほど遠いですが、止むを得ません。


サングラスをかける

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サングラスをしていれば、目は外から見えません。ただし、居眠り手段としては、仕事場でサングラスをかけるという不自然さをクリアしなければなりません。たとえば、「今日は目が疲れているんだけど、メガネが見当たらないんだよね...」なんて作り話が通用するか? ということです。この作り話にそれなりの現実味があれば、サングラスをかけるというアイデアも不可能ではないかもしれません。


車を使う

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マイカー通勤の人は、自分の車で仮眠をとるという方法もあります。このほか、電車やバスに乗って少し眠るという手段も...。ただし、頻繁にやりすぎると周りの人々から疑念を抱かれる可能性は高くなります。


トイレを利用する

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究極の「個室」といえばトイレ。あまり長時間入っていると、恥ずかしいやら、怪しまれるやらですが、どうにも眠気に勝てないときの緊急避難場所として、検討の余地はあります。





正直に上司に申し出る

罪悪感を感じながら、小手先の姑息な手段で急場しのぎするくらいなら、正直に上司に申し出るのはどうでしょう? 「疲れて仕事が手につかないぐらいなら、少し寝るくらい大目に見よう」と考える上司も少なくないかもしれません。ただし、これも頻繁になると話は別。何度も使える手ではありません。


おまけ:もし居眠りがバレたら?

居眠りをしていることがバレてしまったら、アクシデントを装いつつ潔く認めるというのが、シンプルな対応でしょう。子どもが夜中に急に下痢をしたなど、前日に十分睡眠がとれなかった、もっともらしい「言い訳」はいくらでもあります。それでも、とにかく今日仕事しようと頑張って出社してきたことを伝えるのがポイント。理解ある上司なら、早退して休息をとることを認めてくれるかもしれません。そうならば、その日はしっかりと休み、翌日に今日の分も取り戻せばいいのです。


勤務時間中に居眠りをしてしまうくらいなら、休憩時間を「お昼寝タイム」にするほうが、気をとがめることもなく、頭もカラダもスッキリできますよ。「1時間程度の昼休みじゃ短すぎる...」と感じるかもしれませんが、ライフハッカーアーカイブ記事「経験者が伝授、『20分スーパー昼寝術』の体得法」でご紹介したとおり、たった20分でも十分リフレッシュは可能です。このほか、お昼寝術としては、同「まとめ:ザ・昼寝ハック Best10」も合わせてご参考まで。

Adam Dachis(原文/訳:松岡由希子)