orangestarの雑記

小島アジコの漫画や日記や仕事情報など

最近のインターネットの人口分布を、自分の観測範囲から分析してみた。

なんか思う事、ちょっと長文。 - orangestarの日記の続き。というかまあ、だらだらと。

本当にインターネットの主役はパソコンから携帯(iphoneなどスマートフォン)に移ったんだなという話

最近、また、頻繁に毎日更新するようになって、人が一日1000人?くらい来るようになったんですが、その人たちの観てるブラウザが1/4くらいスマートフォン、携帯ブラウザ。リンク元がだいたい1/5くらい、twitterの自分のアドレス@ajico_kからの更新情報から。自分のサイトのコンセプトが半分くらい画像(漫画)だって事を考えると、これはかなりの比率だと思う。携帯から普通にインターネッティング*1が出来るって言う事だから。妻のiphoneで、実際どんな風に見えているのか見せてもらったんだけど、支障なく(いまくらいのコマ割の数だったら)見える。で、もっと写メとかまたは文字中心のブログとかだったら更に支障なく観れるんだろうなと思う。それこそガラパゴス携帯からでも。
自分の感覚では、インターネットの人口分布は、(携帯専用サイトを除いて)まだパソコンからしてる人が多いと思ったんだけど、実際にパソコン用に作られたサイトも含めて、携帯で見てる人が多いのかもしれない。

はてなブックマーク村は過疎ってるけど、はてなブックマークは増大

メタブクマや、ブクマ間での争いや名物はてなタワーは最近観なくなった。じゃあ、はてなブックマークがさびれたのかっていうとそんなことない。twitterなどとの連携のせいか、ブクマ数だけは数か月前と比べても非常に多くなっている。人気の記事とか1000、2000行く記事が増えた。いまのブクマを利用しているひとがどういう人なのかは、ブクマの傾向からなんとなく想像がつく。ハウトゥーも、生活の知恵も、メタ的なものはあんまりなくて、そのまま書店の棚の平積みになってるタイトルみたいな感じなもの。とても、一般的、多分、一昔前だったらインターネットしないような人が、今のインターネットのマスのように見える。

ネットしづらくなった、というかなんか昔みたいにはいかないなあって思う

まあ、老人が昔を懐かしむみたいになるけど、昔はアジア系とかいう非モテ系のサイトが「処女膜破り飽きたっていってみたい」とかそういう日記を更新してて、または、他のサイトが男尊女卑的なことをいったりしていて、それが脳死と呼ばれたりしながら、議論が1VS1とかとりあえずサイトの更新と更新の交換書簡だったせいで今みたいな大炎上というかどこの誰から攻撃されてるか分からない上にすごい大人数からっていうのがなかった気がする。昔は昔で酷かったけど。

今、そういうのをやる、と考えて。

多分、そういう、非モテとか非コミュ的な、世間のマスからはじかれた人間の数って変わらないと思う。昔はそういう人しかネットをしてなかったから、“ネットをする=そういうことを全部出せる”って事だったけど、今は、ネット自身が世間のマスそのものになったから、そういうことって、なんか出来にくくなってる気がする。ちょっと違う事行ったりするとすごい叩かれるし。叩かれ耐性の強い人しかそういうの書けないし、実際いまこの記事書いてる今でさえ、下手なこと書いたら叩かれるんじゃないかなって戦々恐々しながら書いてるしね。そういうのを出来る場所でSNSとかのクローズドサークルとかしかないのかもって思うけど、ある程度の人数が居ないと面白くないし、ある程度になったとたん、なんかこう、pixivでの、*2良識問題が出てきて、こう、なんか、良識って素敵ね!!

尖鋭化した場所に先鋭化した人間が逃げ込んで世間化する

っていうことは、まあ、もう、大昔からおこってたことなんだろうし、そういう、尖鋭化してる人間の逃げ場なんて結局昔からどこにもなくって、ただ、自分たちの世代(75〜85世代くらい)は運が良かったんだろうなあって思う。
特にオチはないです。ただ、なんか、自分がそういう逃げ場を作れるようになればなあって思ったりはしてる。あと逃げ方とか。なんかうまくまとまらないな。
終わり。

*1:ネットサーフィンと言わずあえてこういう

*2:具体的なことを問題内容を描くとこのサイトが叩かれるような