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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.03.27 11:54
更新日: 2019.03.27 12:17

水素燃料電池プロトタイプカーがル・マンで初走行へ。“ミッションH24”の実現加速か

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ル・マン/WEC | 水素燃料電池プロトタイプカーがル・マンで初走行へ。“ミッションH24”の実現加速か

 ACOフランス西部自動車クラブとGreenGTとが共同開発している水素燃料電池プロトタイプカー『GreenGT LMPH2G』が3月28日、ブガッティ・サーキットでル・マン初走行を予定している。

 2018年9月に概要が発表された“ミッションH24”プロジェクトは、水素燃料電池を内燃機関に代わる次世代パワートレインと位置づけ、2024年のル・マン24時間から水素燃料電池車(FCV)をクラシック耐久イベントに参加させるというもの。

 ミッションH24の発表の地となったスパ・フランコルシャンでは、同プロジェクトの中心的存在であるFCVプロトタイプカー『LMPH2G』が公開され、スパのオールドコースを実際に走行する姿も披露されている。

 そんなLMPH2Gが今回、ウエスト・フランス社が主催する“Les Assises de l’Automobile”のプログラムの一環としてル・マン初登場を果たす。さらに、2019年後半にはACO公認レースであるミシュラン・ル・マン・カップに、未分類カテゴリー車として投入される可能性がある同マシンが、サルト・サーキットの一部であるブガッティ・サーキットを初走行することとなった。

 このデモランでは低公害交通の提唱者であるスイスのバルーンパイロット、ベルトラン・ピカール氏がLMPH2Gの走行を同乗体験する予定だ。

 ACOの声明によれば、ミッションH24とLMPH2Gプロトタイプはモビリティの将来について、「あらゆる議論に影響を与える」ことを目指しているという。

「私たちは、具体的なデモンストレーションに基づいて議論することが、真の(問題)解決への道であると信じている」

「モビリティと新しいエネルギーに関する専門家が集まる場で、LMPH2Gプロトタイプを紹介、披露するのは理にかなっていることだと考えている」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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