Twitter、認証済みアカウントのデータをサードパーティーに提供する「@handles」スタート

AppleのiTunesなどにデータを提供しているGracenoteも、@handlesを採用することで自社データベースにアーティストの公式ツイートを取り込む計画だ。

» 2012年01月11日 09時01分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Twitterは1月10日(現地時間)、認証済みアカウントを持つ著名人やアーティストの公開プロフィールやツイートなどのメタデータをサードパーティーに提供するパイロットプログラム「@handles」を立ち上げたと発表した。

 認証済みアカウントとは、著名人の成り済ましを防ぐ目的でTwitterが2009年に開始した本物のアカウントを認証するサービスおよび、認証したアカウントを指す。認証済みアカウントのプロフィールには小さな青いバッジが表示される。

 twitter 認証バッジ付きアカウント(Lady Gagaの公式アカウント)

 このプログラムに参加する企業は、自社のサービスに認証済みアカウントのデータを利用できる。エンターテインメントサービスのThe Echo Nest、Gracenote、Roviが既に参加している。

 例えば、音楽データベースサービスのGracenoteは、音楽およびビデオのデータベースにアーティストのTwitterメタデータを統合する計画だ。同社のデータベースは、米AppleのiTunesやソニーのBRAVIAが利用している。

 Twitterは音楽やエンターテインメント以外のサービスにもパートナーシップを拡大していく計画だ。同プログラムの参加が有料かどうかは明示されていない。

 なお、アカウントの認証プロセスも明らかにされておらず、先日はメディア王ルパート・マードック氏の妻と名乗る偽アカウントが誤って認証されてしまうというハプニングが起きている。

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