CPUをIvy Bridge世代に、基本性能を強化した新「Mac mini」価格もサイズもそのまま

» 2012年10月24日 04時30分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
photo Mac miniはCPUをIvy Bridge世代に刷新したほか、基本性能が強化された。

 アップルは10月24日、エントリー向けの小型PC「Mac mini」をモデルチェンジし、同日より受注を開始した。

 ラインアップは、デュアルコアCore i5(2.5GHz/最大3.1GHz/3Mバイト3次キャッシュ)を搭載する「MD387J/A」、クアッドコアCore i7(2.3GHz/最大3.3GHz/6Mバイト3次キャッシュ)を搭載する「MD388J/A」、クアッドコアCore i7(2.3GHz/最大3.3GHz/6Mバイト3次キャッシュ)を搭載し、OS X Serverを採用するサーバモデル「MD389J/A」の3機種となる。価格はそれぞれ5万2800円(税込み、以下同)、6万8800円、8万8800円。

 今回のモデルチェンジでは、CPUをIvy Bridge世代に刷新して基本性能を強化した。クアッドコアのCPUは従来モデルが搭載していたSandy Bridge世代のデュアルコアCPUと比較して、約2倍の性能を発揮するとしている。また、背面に配置するUSBポートがUSB 2.0からUSB 3.0になったのも大きな特徴だ。アルミユニボディなどのデザインや本体サイズなどの仕様は、従来モデルから引き継ぐ。

 MD387J/Aの主なスペックは、4Gバイトメモリ(2Gバイト×2、DDR3-1600)、500GバイトHDD(5400rpm)、グラフィックスはCPU統合のIntel HD Graphics 4000を利用する。MD388J/Aは4Gバイトメモリ(2Gバイト×2、DDR3-1600)、1TバイトHDD(5400rpm)、Intel HD Graphics 4000など。メモリやストレージ容量を強化した一方で、MD388J/Aは外付けGPUが省かれた。サーバモデル(MD389J/A)のスペックは、ストレージが2Tバイト(1Tバイト×2、5400rpm)となるほかは、ほぼMD388J/Aと共通する。

photo 本体背面にあるインタフェースについては、4基あったUSB 2.0がすべてUSB 3.0に対応した

 オプションでメモリを16Gバイトまで増量できるほか、上位モデルはCPUを2.6GHzのクアッドコアCore i7(最大3.6GHz)に変更でき、ストレージを256GバイトのSSDにしたり、1TバイトHDD+128Gバイトフラッシュストレージのハイブリッド構成にすることも可能だ。サーバモデルでは、256GバイトSSD×2というストレージ構成も選択できる。

 インタフェースは、Thunderbolt(最大10Gbps)×1、FireWire 800×1、USB 3.0×4、HDMI出力×1、SDXC対応SDメモリーカードスロット、ギガビットLAN、音声入出力などを備える。無線機能は、IEEE802.11a/b/g対応の無線LANとBluetooth 4.0を利用できる。プリインストールOSはOS X Mountain Lionだ。

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