2011.11.29

「ブログくらい書けないと社会人としてヤバい」時代が訪れる

 私たちのキャリア形成において、「ブログ」の重要性ほど見過ごされているものは無いように思います。

 ブログを書くことは、人ひとりのキャリアを大きく左右しうるものであり、今後時代が進めば、「ブログくらい書けないと社会人としてヤバい」時代が訪れるとさえ、私は思っています。

 今回の記事は少し挑戦的なトーンですが、ブログの価値について考えてみたいと思います。

ブログを起点に社会との新たな接点を得る

 ブログを書くメリットを考える上では、まさに先日「はてなブログ」をリリースした、株式会社はてなの代表・近藤さんの「なぜ今、ブログなのか」という記事が参考になります。

 近藤さんは「オープンインターネットの中に、ブログという人格を持つことで、社会との新しい接点が生まれ、人生に新しい展開が生まれるのです。」と語っています。

 自分の専門性を公開でき、検索にも掛かりやすいブログは、同じ興味関心を持つプロフェッショナルと繋がるための最良のツールとなります。

 例えば私は、「フェイスブック 企業事例」「フェイスブックB2B事例」といったキーワード検索に掛かるように、しばしば意図的にブログ記事を書いています。こうしたキーワードで検索する人は、フェイスブックを使ったマーケティングに関心がある人である可能性が非常に高く、私の事業に興味を持って頂ける可能性が高いからです。

 私のブログには、更新をしない日でも検索エンジン経由で毎日500人ほどの閲覧者が訪れています。私の持っている知識に何らかの興味を抱く方が、毎日500人いらっしゃるというのは、驚異的な数字と言えるでしょう。ありがたい事に一部の読者の方々とは、実際にお仕事をする関係性にまで発展しています。

 例えば、皆さんがパンづくりに深い情熱を傾けているのなら、ぜひブログでその情熱を発露してみてください(「パンづくりにおける3つの注意点」「300キロ以上のパンを捏ねて学んだ、本当に美味しい酵母10選」、などといった形で)。きっと「パンづくり 注意点」「パンづくり 酵母」といったキーワードで検索する方々に、あなたの専門性と人間性に触れてもらえるはずです。

 あなたが寝ている間ですら、あなたのブログ記事を読む人はいるでしょう。読者の1%はあなたの熱烈なファンになり、あなたがパン教室を開くことを待ち望むようになるかも知れません。そうした繋がりは、まさに「人生の新たな展開」となるでしょう。

 パンの例はあくまで一例です。皆さんが経理のプロであれ、ライターであれ、NPOの代表であれ、釣りマニアであれ、このような成果は得られるはずです。

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