英暴動が急展開を見せた8日夜、ハックニーの荒らされた店の前に立ち、フードを目深に被って放火して回る若者たちに杖を振りかざして「LOW UP(おやめ)!」と喝を入れる西インド系の勇敢なおばあちゃんのスピーチが世界に感銘を与えています!
この映像を撮ったのはマシュー・ムーア(Matthew Moore)さん。女性は放禁用語を随所に散りばめながら、こう叫びます。
「そんな人様の財産に火つけて回るのはよしな! 商売始めるのは並大抵の苦労じゃないんだから、人が一生懸命働いて始めた店に火つけて回るのはやめな! わかったかい?」
「あそこの店だってね、おかみさんがそりゃ必死に働いてそれでなんとか商売成り立ってんだよ。それに火つけるって、なんのために焼くのさ? 『戦士』気取りしたいんかい? このろくでなしめ」
「そもそもトッテナムで射殺された男が可哀想で抗議してんだろ? それを自分がやりたい放題やって、暴れて、あちこち壊して回ってどうすんだい」
「いい加減目を覚まして現実を見るんだよ、黒人。戦いは大義のためにやるもんだろ。うちら黒人は大義のためだけに戦うんだよ。ったく情けない。ハックニーに住んでる自分が恥ずかしいよ」
言葉は汚いけど本当のこと言ってるんだなっていうのが、ものすごく伝わってきますよね。Facebookには来年のロンドン五輪開催に向け、「聖火トーチをハックニーの勇気ある女性に持たせる会」が早速立ち上がってます!
[Matthew Moore via Good, Mail Online]
KELLY HODGKINS (原文/satomi)