チリの山火事11人死亡 非常事態に国際支援も
更新 sty1701280014チリ中部の100カ所以上でこの2週間に相次いで山火事が発生し、27日までに住民や活動中の消防士ら11人が死亡、約6千人が避難した。チリ史上最悪規模の山火事とされ、バチェレ大統領は20日、非常事態を宣言。
消防当局は陸と空から消火活動を展開し、森林管理当局によると、50カ所以上で鎮圧されたが、火は空気の乾燥や強風のため拡大。27日も65カ所で消火活動が続いた。
政府は、出火原因は失火のほか放火もあるとしており、捜査当局はこれまでに30人以上を訴追した。
AP通信によると、25日からはボーイング747を改造したスーパータンカーと呼ばれる米国の消防飛行機が消火活動に参加。メキシコやアルゼンチンの消防士も支援に駆け付けており、さらに今後フランスなどの消防隊も加わる予定という。(リオデジャネイロ共同)