JR北海道は15日、札沼線(学園都市線)石狩当別駅にて新型通勤電車733系の展示会を行う。

新型通勤電車733系の外観(写真左)と車内(同右)

札沼線(学園都市線)はJR北海道が6月1日に実施するダイヤ改正とともに、北海道医療大学駅まで電化開業する予定。札幌~北海道医療大学間の列車100本のうち69本が電車での運転となり、性能向上によって一部列車の所要時間が短縮される。3ドアの冷房車両も増えることから乗降もスムーズになり、朝夕の通勤・通学時間帯を中心に混雑緩和を図るという。

また、同路線も含む札幌圏の路線に、新型車両733系と735系も登場。6月1日より24両が投入され、10月には18両を追加投入する。733系は片側3扉のオールロングシートの車両で、従来車両と比べて客室スペースの幅が約14cm広く、室内の床面も約19cm低くして乗降口のステップをなくした。735系、731系、721系と連結し、最大6両で運転可能とのこと(201系気動車とは併結不可)。

ダイヤ改正に先駆け、5月15日に実施される展示会では、石狩当別駅3番ホームに733系が6両編成で登場する。12時頃から約30分間展示される予定で、いち早く新型車両を見られる機会に。なお、見学の際は乗車券や定期券、入場券など、改札内に入るためのきっぷが必要となる。