せっかくの楽しい旅行も、荷物をなくしたり、お金をとられたり、コーン畑の脇の小道にある電話ボックスに裸で縛り付けられたりするような危険な目に遭ったら、台無しですよね。そこまでひどい目には遭わないにしても、旅行者は狙われやすいものです。そこで、今回紹介する方法で、この夏思い出に残る旅行ができますように...

 

シンプルなセキュリティグッズを持参する

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ゴム製のドアストッパーは、ホテルの部屋にいるときに内側からドアにはさんでおくと、外からの侵入をある程度防げます。もし高価なものを旅に持って行くのであれば、ロックも持って行った方がいいかもしれません。その場合は簡単な南京錠でも、手早く盗んでその場を去りたい泥棒にはやっかいな存在になり得ます。心配性な人は、旅行用のセキュリティバッグを購入すると、少し気持ちが落ち着くかもしれませんね。


旅行用の緊急連絡カードを用意する

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旅先近くの警察署、消防署、病院など、緊急時に連絡したい場所の電話番号を書いたカードを用意しておきましょう。また、あなたに何かあったときに連絡が行くようにしてほしい人の情報や、あなたの身元を書いたカードも持っておいた方がいいです。


パスポートから情報が漏れるのを防ぐ

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アメリカのパスポートには「RFIDチップ」が埋め込まれているのですが、これは少し離れたところからでも、ちょっとしたノウハウを持っている人であれば、読み取ることができてしまいます。個人情報を盗まれるのを防ぐためには、パスポートを専用のケースに入れることをお勧めします。


タクシーについて調べておく

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外国では、外から見てすぐわかるタクシーではなく、表示のない車に乗った方が安上がりなことが多々あります。名前が知られているタクシー会社やシャトルは、確かにサービスはいいかもしれませんが、その分値が張ります。逆に、タクシー表示がないのに、他のタクシーと値段が変わらなかったら、怪しいと思ってもいいくらいです。

いずれのタクシーを選ぶにしても、一定料金と言われたのに、あとから高速料金やよくわからない手数料を加えられて支払いのときにびっくりしないように、よくよく下調べをしておく必要があります。さらに、旅行者だと見くびられて、わざと遠回りをされ、高い料金を払わされないようにするために、あらかじめルートも調べておくといいでしょう。


旅先のルールを知っておく

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法律は州ごと、国ごとに違いますが、旅先の法律を知っておくとトラブルに巻き込まれずにすむかもしれません。たとえば、NYで地下鉄の写真を撮るのが禁止されている、というのは間違った情報です。警察もわかっておらず、間違って逮捕されるケースもあるようですが、法律を知っていれば自分の身は守れます。また、カリフォルニアでは昔、メーターが壊れているところには無料で駐車できました。しかし、新しいメーターが導入されてからは、メーターが壊れているところに車を止めると、チケットを切られるようになっています。


旅先では、常識だと思っていたことがそうでなかったり、古い情報を信じたせいでトラブルに巻き込まれることがあるので、自分の身を守るためには十分な下調べが必要のようですね。

Adam Dachis(原文/訳:山内純子)