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『三橋貴明の台湾報告①』三橋貴明 AJER2015.12.15
https://youtu.be/-sSCuFZnEfU
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 さかき漣がブログを更新しましたので、ご紹介。

【「『アニメ(ーター)見本市』打ち上げパーティ」&「夜桜亭日記」備忘】

http://rensakaki.jp/blog/1154/  


 年末の慌ただしい中、過労が祟ったのか、重度の風邪をひいてしまいました。本来であれば、1月2日放映予定のチャンネル桜「日本よ、今...「闘論!倒論!討論!」」に出演する予定だったのですが、声が出ない状況になり、キャンセルさせて頂きました。


 御迷惑おかけして、本当に申し訳ありません。また、楽しみにして頂いていた視聴者の皆様にもお詫び申し上げます。


 明日は6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演する予定になっておりますので、何とかそれまでには復活したいと思います。
http://www.joqr.co.jp/tera/


 さて、寝込んでネットもチェックできない状況だったのですが、大変な事態が進行していました


慰安婦問題めぐり日韓合意 「最終的かつ不可逆的解決」
http://www.asahi.com/articles/ASHDX51J5HDXUHBI00X.html
 日韓両政府は28日、ソウルで外相会談を開き、慰安婦問題を決着させることで合意した。日本政府が軍の関与や政府の責任を認め、元慰安婦支援で韓国政府が新たに設立する財団に日本から10億円を拠出すると表明。日韓双方が、この枠組みを「最終的かつ不可逆的解決」とすることを確認した。(後略)』


 ぐ、軍の関与を認めた・・・・・。目を疑いました


岸田外務大臣「慰安婦問題は、当時の軍の関与のもとに、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、かかる観点から、日本政府は責任を痛感している」


 例により「軍の関与」といった抽象的用語で、日韓の対立解消とやらを図ったのでしょうが、これでは日本政府が「日本軍による慰安婦の強制連行」を認めたと受け取られても仕方がありません。というよりも、韓国側は確実に、

「日本政府も日帝の慰安婦強制連行を認めた。岸田外務大臣自身が、軍の関与のもとに、と語っているではないか」
 と、プロパガンダに活用してくるでしょう


 そもそも、いわゆる「従軍」慰安婦問題の争点は、「日本軍が慰安婦を朝鮮半島から強制的に連行したか、否か」以外には存在しません。そして、日本軍の強制連行の証拠は、ついに一つたりとも見つかっていないのです。


 当たり前です。当時の日本や「世界」では売春が合法であり、朝鮮半島出身者を含めた慰安婦は、あくまで合法的に募集され、「ビジネス」をしていたのです。無論、中には家族(大抵は父親)に売り飛ばされた、あるいは女衒に騙されたという気の毒な女性もいたでしょうが、それは個別の問題であり、「日本軍の強制連行」とやらとは無関係な話です。


 もちろん、日本軍は慰安婦の健康状態をチェックするなどの「関与」をしていましたが、軍隊なのですから当たり前です。


 今回の日韓合意は、日本側は、
「関与とは言っても、管理の話で、強制連行したわけではない」
 と国内に説明し、韓国側は、
「日本政府が日本軍の強制連行を認めた」
 と「世界」に説明し、玉虫色の決着を図ろうとしつつ、結局は我々の祖先が「永遠に貶められ続ける」という(日本にとって)最悪の結末となるでしょう


 そもそも、韓国が日本大使館前に「あの気持ち悪い少女像」を立てているのは、ウィーン条約違反です。10億円の拠出と「引き換え」に、アメリカを含む「あの気持ち悪い少女像」の撤去を韓国側が確約したのかと思えば、ユン外相が、
「日本政府が、大使館の安寧・威厳の維持の観点から懸念していることを認知し、韓国政府としても、可能な対応方向について関連団体との協議を行うなどして、適切に解決されるよう努力する
 って、なんじゃそりゃっ!!!


 「適切に解決されるよう努力する」という韓国側に対し、日本側は「嘘」に基づく慰安婦問題に関する「軍の関与」を認めた挙句、10億円を拠出する・・・・


 愕然とせざるを得ません。


 日本が10億円という「おカネ」を支払う以上、世界のどの国も「韓国が正しかった。日本が間違っていた」と認識するでしょう。


 最悪です・・・。まさに、泥棒に負い銭です・・・。


 総理は、外相会談の合意を受け、記者団に対し、
「子や孫の世代に謝罪しつづける宿命を背負わせるわけにはいかない」
 と、語りましたが、世界に対し「日本軍の非」を(事実上)認めた以上、子や孫の世代どころか、未来永劫、日本国民が韓国に対し「謝罪」(しかも、無実の罪で)し続ける宿命を負わせたも同然です。


 韓国は反日というよりは、「アンチ日本」である以上、あらゆる譲歩が無駄であり、真摯に交渉したところで、言質を取られてさらなる攻撃の「ネタ」になるだけです。安倍政権は、今回、最悪の形で韓国側に「格好のアンチネタ」を提供してしまったのです。


 何度も書いていますが、アンチに対しては「基本的に無視。相手の百倍の声で正しい情報を叫び、一線を越えたら訴訟」以外に、対応手段はありません。関わり合った時点で負けなのですが、日本政府は韓国に「いわゆる従軍慰安婦問題」で関わった挙句、最悪の形で譲歩してしまいました。


 安倍晋三内閣総理大臣は、ご先祖様を穢した。これが、真実です。


安倍政権の「外交」に愕然としてしまわれた方は、

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