データとは、確実なバックアップが存在してはじめて安全であるといえます。データを安全に保管するためには、コンピュータのバックアップについての3つの鉄則、「バックアップ3-2-1ルール」がきっと参考になるはずです。

Scott Hanselmanさんは外付けのハードディスクやSDカードのみによるバックアップなどの、「ひとつのメディアによるバックアップ」を使用するのは正確な意味でのバックアップではないと自らのブログで指摘しています。

では、正確な意味でのバックアップとはどういうものなのでしょうか。それには、オフサイトバックアップストレージCrashPlanなど自動化されたクラウドサービスによるもの)や異なるメディアへのバックアップ、さらには保護したいデータの複数コピーのすべてが揃ってはじめて正確な意味でのバックアップと呼べるのだそうです。

ちなみに冒頭で述べたバックアップ3-2-1ルールの内容は、以下の通りです。

3.重要なデータのコピーはふたつでも充分とはいえません。絶対になくしたくないデータのコピーは3つ以上用意しましょう

2.複数の異なるメディアにデータを記録させましょう。例えば、<Dropbox+DVD>、<ハードディスク+メモリースティック>、<CD+CrashPlan>など。

1.オフサイトバックアップを必ず用意しましょう。例え家が火事になってしまった場合でも、離れた場所にあるオフサイトバックアップがあれば安心です。

バックアップの鉄則については、以前にも米LHの記事の中で触れたことがありましたが、バックアップにおける3つの鉄則は絶対になくしたくないデータがある、という人すべてに当てはまる法則だと思います。

さて、あなたのデータは大丈夫ですか?

The Computer Backup Rule of Three | Scott Hanselman's Computer Zen

Melanie Pinola (原文/訳:まいるす・ゑびす)

Photo by Jaymis Loveday