GSAは、企業や組織がGoogleの検索技術を利用して社内にあるドキュメントなどを検索できるソフト/ハード一体型のアプライアンス。Googleは10年前よりGSAを提供している。

Google Search Appliance 7.0

最新版では検索機能を強化し、社内のストレージはもちろん、クラウドサービス、Web、SNSなどにあるコンテンツを追加でき、ユーザーはデスクトップ、スマートフォン、タブレットから検索できるようになる。また、MicrosoftのSharePoint 2010への対応といった要素が加わり、SharePointのユーザーインタフェースからSharePoint 2010上のコンテンツ検索が可能となった。

さらに、検索の精度とシンプルさを改善したことで、ユーザーにとって最も有用な情報が上位に表示されるようになったという。検索内容について専門家の候補を表示する「Expert Search」機能も加わった。

このほか、検索結果画面で候補のドキュメントをサムネイル表示するドキュメントプレビュー、60以上の言語に対応し検索結果を機械翻訳するGoogle Translateなどが導入され、メタデータ対応、アクセス・認証なども強化されている。

GSAはドキュメント数によるライセンス契約となり、 最大3000万件までドキュメントのインデックスを作成できるGB-9009と1000万件までのGB-7007などがある。価格など詳細は公開されていない。