ガセネタ続出の豊洲新市場で地区住民への風評被害が加速|やまもといちろうコラム (1/2ページ)

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 山本一郎(やまもといちろう)です。千代田区在住です。

 先日から、例の豊洲新市場の地下ピットが「謎の空洞」とされ、そこに大規模建造物であれば当然発生するであろう水分が強アルカリ性だなどと共産党に馬鹿ネタ流されるというトラブルがありました。

 その中核には、立地であった「東京ガス工場跡地」という問題があるわけですが、どうしてもシアン化合物やベンゼンといった汚染物質が残留しているという課題があります。これを、豊洲新市場にするにあたり、土壌汚染を4.5m掘り下げて綺麗な土に入れ替える改修を行うことで、無害化したはずが、いまだに豊洲は汚染されているという報道が繰り返されているわけですね。

豊洲市場について
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 あまりにもガセネタが飛び交い過ぎていたので、個人的には早いところ終息してもらいたいところなんですけど、ひっそりと風評被害の対象となっているのが豊洲地区に立っているマンションなどの住民であります。

 平たく言えば、東京湾周辺の湾岸地域は、首都圏人口3000万人が暮らす最終地点であり、古くは汽車基地があり、ガス工場もあった地域で汚染が出ないはずがありません。東京湾全域の汚染は、それこそ1960年代からの高度成長とともに加速する形で広がってしまったのは致し方のないことです。

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