函館市の観光客数、17年度6.4%減 新幹線効果が一巡
函館市が22日発表した2017年度の観光入り込み客数(推計)は524万7千人で16年度比6.4%減少した。16年3月の北海道新幹線の開業効果が一巡し、新幹線やバスの利用客の減少が響いた。外国人宿泊客は過去最高だった。
交通機関別にみると、鉄道が11.7%減。開業ブームが落ちつき新幹線客が減少した。バスは10.9%、乗用車は2.4%それぞれ減少した。
一方、航空機は5.7%増だった。格安航空会社(LCC)のバニラ・エアの新規就航が寄与した。船舶も17.7%増。青函航路のフェリーの一般利用者が増えた。
外国人宿泊客数は23.9%増の50万2千人と最高だった。台湾からが堅調なうえ、タイや韓国、香港からが増えた。
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