私の言うことはタワゴトです。

http://tocage.jp/blog/351/1309079545.html
の続き。

実はあのPDF文章にほぼ書かれていること。

私も木谷社長とは何回か話をさせていただいたし
ブシロードの社員の方からも話を伺っているのだけど
おそらく、こういうことではないかと思う部分を書いておこうと思っております。

おそらく端的にかけません。結構重い話になりますので覚悟してください。


ブシロードのカードゲームは基本的にインフラを大事にしております。

環境整備ですね。

多くの人に楽しんでいただくためには必要なことです。
そのために必死にやってきているのはおそらくブシロードを設立から見ているものにはわかっていると思います。

娯楽にかかわるものは
「簡単に安くする」のが日本です。
まさに文化の安売り。
それで多くのものが海外に流出している。
それは浮世絵の頃から変わってない。

「そんなの無くても生活できるんだから安くたっていいじゃない」
おそらく多くの人がそう思っている。
だから製作する側のレベルがなかなか上がってこない。

日本のTCGデヴェロッパーは少ない。
以前はメーカーのデヴェロッパーに対する扱いがひどかった。
「こういうシステムをつくりました。買ってください」で
そのカードゲームをいかに「売っていくか」に関してはメーカー任せ。
メーカーも作って、売って、終了。
多く売れたら次も作ってみようかという態度。
もちろん、そんな態度で作られた続編がまともな訳がない。
テキストはめちゃくちゃだし、慌てて作った感が満載。
だからTCGユーザーは「それが当たり前」という態度だった。
その後「もう二度とTCGなんかやらない」という人が多くなる。
「あんなの金食い虫だ」
確かにそうかもしれないけど、それではTCG業界そのものが小さくなる。
その中でTCG専門の会社として設立されたブシロードは困るということになる。

ブシロードが会社として存続する使命として
「TCGがずっと遊べる」
ということがあります。
そのために「TCGが存続するためには」をずっと模索していると思うのです。

そのいくつかが
「デヴェロッパーが決められた条件のもと決められた期間に商品を納入する」
「メーカーが存続できるように販売するショップがある」
「ユーザーのモチベーションがさがらないように定期的にイベントなどを行なう」
ということ。

もちろんこれらが最低限必要なものであり
それにあわせて広告をうったりすることも重要。

これらをきちんとまもる、まもらせることでブシロードは大きくなったと思います。
そのためそれぞれやるべきことをやっています。
その一つ一つを説明すると長くなるので割愛。

で、

今回おそらく木谷社長が「！」と思ったのはこの中にヒントがあると考えてます。