京都市にひと・まち交流館 京都という公共施設があります。その会議室で ドキュメンタリー映画の上映会を よく やっています。地下1階には図書室があります。いってみると、老人介護の本がたくさんあります。なぜ?と おもってみたら、4階が「長寿すこやかセンター」で、5階が短期入所施設(ショートステイ)なのです。なるほど。
そういうことで、いろいろ本があるので「これは!!!」と よろこんで利用しています。おもしろそうな本が たくさん あります。けど、集中力が つづかない! 活字本なんて よめないわ!
ということで、こまった! だけど、あらまあマンガがあるじゃない。
『ヘルプマン』。
どんな題だよ。ヘルプに マンって。「なんとか マン」とか いって しっくりくる名前は「おっかまん」だけでしょ!!!
いやあでもねえ、『ヘルプマン!』、おもっしろいの。なけちゃうの。あついの。じーん。いひひ。どーーーーん!!!なの。これが。
ひと・まち交流館の図書室には12巻までしか なかったのね。で、しょうがないからマンガ喫茶で 13巻から15巻まで よんできました。おすすめです。
ポイントは、ミクロの はなしも、マクロの はなしも ちゃんと かいているっていうところじゃないかな。「現場」の はなしから 制度の はなしまで。「制度」というものが どのように「現場」を 規定しているか。
でね、15巻まで よんでいくと、ちょっと はなしが『ユートピア老人病棟』っていう小説みたいに なってくるのね。
どういうことかというと、
主体性の尊重。
いやあ、ことばって ばからしいねー。なに、「主体性の尊重」って。なんか、しっくりこないね。けど、そういうこと。でも、しっくりこない。なんでかな?
ことばが かたい。そういうことだろなー。
ということで、『ヘルプマン!』と『ユートピア老人病棟』おすすめです!
でね、なんか わたし、ひねくれてるのね。だから『ヘルプマン!』や『ユートピア老人病棟』の「ここが変だ!」「ここが きらいだ」という感想や意見が あれば、ぜひ おしえていただきたいです。わたしも「これは ちがう」とか、いやだと感じたところはある。けど、おーざっぱに いって お気にいりです。
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