久石 譲が、東京、大阪、パリ、北京で、東日本大震災の復興支援コンサートを開催! この公演では、スタジオジブリや
北野 武監督作品など、自身が手がけた映画音楽を、それぞれの映画のシーンを舞台後方に設置したスクリーンに上映しながら、総勢250人のオーケストラと合唱隊で奏でる豪華なコンサートになるとか。映像とのコラボレーションは、以前にスタジオジブリ作品で開催したことはあったものの、ほかの作品を交えた全編、自身の映画音楽と映像だけで構成するステージは初めての試みとなります。
なお、この構成はもともと、5月19日にポーランド・クラクフで開催される映画音楽祭のオープニングで演奏を予定していたプログラムで、日本国内での公演予定はなかったそう。ですが、4月末に気仙沼、陸前高田、大船渡を訪れた久石は、このコンサートを復興支援公演として開催することを決意。被災地を訪れる前は“音楽家は音楽で伝えればいい。”という考えだったそうですが、「空気感を伴ったその惨状のまえで、自分のやろうとしていることは砂丘の一粒の砂にもならないことを実感した。しかし、立ち止まってはいけない。できることがある人は、それをやらなくてはいけない」と、今回の開催に至ったとのこと。3ヵ国 / 4ヵ所で行なわれる公演の収益は全て、被災地の楽器を失った子供たちのために、楽器を贈ることに使われます。
映画『もののけ姫』のラスト・シーンのセリフ「ともに生きよ」から、「お互いの痛みを分かち合いながら、希望を持ってそれぞれの場所でしっかり行動せよという意味にも僕には取れる。僕は僕の場所でできることを精一杯行っていく覚悟である」と語る久石 譲、復興支援コンサートのチケットは、5月14日(土)より一斉発売!
久石 譲 3.11 チャリティーコンサート
〜ザ ベスト オブ シネマミュージック〜《映像付き》
※演奏予定曲目(各映画のテーマ曲)
●スタジオジブリ宮崎駿監督作品:「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「崖の上のポニョ」
●北野武監督作品:「BROTHER」「HANA-BI」「菊次郎の夏」「Kids Return」
●「おくりびと」「General」「悪人」
※舞台後方に大型スクリーンを設置し、各映画の抜粋場面を投影。
●東京公演
日時:6月9日(木)18:00開場 / 19:00開演
会場:東京国際フォーラム ホールA
演奏:東京ニューシティ管弦楽団 / 東京少年少女合唱隊 他
●大阪公演
日時:6月18日(土)13:00開場 / 14:00開演
会場:大阪城ホール
演奏:関西フィルハーモニー管弦楽団 / 合唱:特別編成合唱団 他
●パリ公演
6月23日(木)@zenithホール
●北京公演
7月9日(土)@国家体育館