KDDI、沖縄セルラーは17日、LTE(Long Term Evolution)と3Gネットワーク間のデータ通信をシームレスに切り替えることができる新技術「Optimized Handover」を導入すると発表した。11月1日より全国で提供を開始する。

次世代高速通信規格LTE(Long Term Evolution)と3Gネットワーク間の移動した際の通信の途切れを最小限にする新技術「Optimized Handover」を導入すると発表した。同技術は、11月1日より全国で提供を開始する。

Optimized Handoverは、LTEシステムから3Gシステムへのデータ通信をシームレスに切り替えるための新技術。LTEエリア在圏中に3Gシステムでの通信開始に必要な処理をLTE側で行うことで、3Gエリアに移動した際の通信の途切れを最小限に抑えることができる。同技術を利用することで、通信開始に必要な処理を3Gシステムに切り替えた後に行う従来方式と比較し、データ通信の切断時間を大幅に短縮することができるという。

KDDIでは、同社が提供するLTE通信サービス「4G LTE」提供当初からサービスエリアの拡充だけでなく、品質重視のネットワークを構築を実施。Optimized Handoverのほかにも、世界初(2012年10月17日現在 KDDI調べ)となるピコセル(小型基地局)や待受時の電力消費を抑えながら音声通話の発信から着信までの時間を短縮する技術「eCSFB」を導入している。

(記事提供: AndroWire編集部)