家電量販店のビックカメラとファッションブランドのユニクロの協業店舗「ビックロ」新宿東口店が27日にオープンし、ビックカメラ・宮嶋宏幸代表取締役社長、ユニクロ・柳井正会長兼社長らがオープニングセレモニーに出席した。

「ビックロ」オープニングセレモニーに出席したビックカメラ・宮嶋宏幸代表取締役社長(左から3人目)、ユニクロ・柳井正会長兼社長(右から3人目)。中央はトータルプロデュースを担当したクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏

開店を前に宮嶋氏は「こういったドキドキ感、ワクワク感、高揚感を継続して皆さまにご提供できるように今日から取り組んでいきますので、ぜひご期待いただきたいと思います」、柳井氏は「新宿東口でこうやってオープンできるのは商売人として、うれしい限りです。というのは新宿は日本一のターミナル駅。ビックカメラさんと共に日本一の売り上げを目指したい」とそれぞれ抱負を述べた。また、柳井氏は「日本が経済的に元気が無いので、ここで一発"ビックロ"させたい」と意気込みを語り、「このように家電と服を一緒に売るということはこれまでやってこなかったので、今後はこのようなことをパリやニューヨークなどでもやっていきたいなと思っています」と新たな戦略も明らかにした。

「ビックロ」全館の総売り場面積は、地下3階から地上8階で約6,700坪。その内、1階から3階までは「ビックロ ユニクロ東口店」で、ユニクロ銀座店に続く国内2番目の広さをほこっている。店内には家電と服を融合した"ビックロマネキン"が計80体配置され、それぞれ写真撮影、掃除、サイクリングなどシチュエーションに合わせてコーディネート。コラボは商品にとどまらず、ビックポイントをユニクロで使える新サービスもスタートした(1Fビックカメラ側総合カウンターでビックポイントを"ビックロクーポン"に交換)。

そのほか「東京土産」と題したコーナーでは、家電メーカーとのコラボTシャツや城の模型など、観光客向けの商品も用意。同店は今後も来店者を"ビックロ"させる仕掛けやプロモーションを定期的に行い、誰でも楽しむことができる店舗環境を作っていく。また、販売促進だけでなく、オムツ替え台や授乳室を完備し、フィッティングルームもベビーカー対応など、育児中の夫婦でも快適に来店できる設備が整っている。