『Ruby on Rails 3 アプリケーションプログラミング』を読み始めた
今日は全体をさらっと眺めてみました。
第2章で、RESTful な URL が推奨されている事をさらっと書かいてあって、そこに好感を持ちました。REST についての詳しい説明は第7章にあります。ですが、そこまで一度も出て来なかったら、第7章の手前で諦めちゃった人には REST について何も言及できないことになります。この本ではそういう心配は無さそうです*1。
テストの話は第8章まで出て来ません。これは非常に良くない事だと感じました。Ruby と Rails のコミュニティにはテストを書く事を大切に考える文化があります。この本の対象読者は Rails に入門するわけですから、彼等こそテストを書いてから実装を書くリズムを練習時から実践し、その文化に慣れていく必要があると思います。この本はその方面のサポートが弱いと感じました。
この欠点を補える本が Pragmatic Bookshelf から出版されています。この本を読んで Rails 3 で簡単なアプリケーションを作れるようになった人には、是非 Pragmatic Bookshelf から出版されている『Crafting Rails Applications』に進まれることをオススメしたいです。こっちはテストの話を後回しにしたりはしていないです。残念ながら本文は英語です。しかし『Ruby on Rails 3 アプリケーションプログラミング』で Rails 3 に入門しておけば、コードを読めるようになっているはずですから、英語でも大きな痛みは感じないと思います。
せっかく献本して頂いたので、この本はきちんとコードを書きながら全部読み切りたいです。全体を通して気になる事があったら、またこのブログで取り上げたいと思います。
*1:といっても第2章での言及は本当にさらっとなので、見逃されちゃう可能性はありますね