傀儡音楽

かいらいおんがく

第11回ハロプロ楽曲大賞2012結果発表イベントに行って来た。

http://www.esrp2.jp/hpma/2012/
今年も新宿ロフトプラスワンにて、ハロプロ楽曲大賞の結果発表イベントが行なわれました。光栄なことに今年もスタッフ・コメンテーターとして参加させてもらいました。毎年毎年盛り上がるんですが、今年は輪をかけて盛り上がったな、という印象です。来年以降も引き続きよろしくお願い致します。

今年はコメンテーターにみなと辰巳さんが参加されることになりまして。みなとさんは楽曲大賞結果発表イベントとしては「1期メン」で、俺は当時当然客としてイベントを観に行ってました。みなとさんの知識と愛情のあるコメントが大好きで、今年は席を並べさせてもらえるということでこれまた光栄でありしみじみと嬉しいできごとでありました。実際に、俺・クニオさん・みなとさんのコメンテーター3人衆のコメント、それぞれの得意分野と持ち味を生かしつつ、バランスがとれててとても良かったと自負してるんですがいかがだったでしょうか。

 

結果に関しましてはご覧の通りです。Buono!が初の1位となりました。非つんく楽曲の受賞は初めてということになります。2008年のBuono!大豊作の際も1位は「リゾナントブルー」だったということで、いつ受賞してもよかったわけですがこうしてみるとやっぱり感慨深い。2008年がBuono!にとって「票が割れた年」だったわけですが、もしかしたら2012年はモーニング娘。にとって票が割れた年だったのかもしれません。

そのモーニング娘。は、投票時期には「One・Two・Three」が間違いなく受賞するだろうって言われてたわけです。東京ガールズコレクションで初披露したYouTube映像の時からすごい話題になって、曲だけじゃなく踊りも難解かつ圧倒的で、音も新しいしカラオケで聞いてもかっこいいし何度聞いても発見があって……ってモーニングの楽曲の中でも最高峰と言っていい仕上がりと評価だったように思うので。1位との差が5.5ptsなんてもう、ダブル受賞と同じって言ってもいいんじゃないかと!(←超勝手な個人的見解)

Berryz工房の「Loving you Too much」も、℃-uteの「悲しきヘブン」も、スマイレージの「プリーズ ミニスカ ポストウーマン!」も……って、挙げ始めたらきりがないですね。本当に今年は珠玉の年でした。投票数が過去最高の1864票ってのも頷けます。だって投票したくなるよ。こんだけたくさんいい曲あったら「俺はこれが好きなんだよね」って言いたくなります。素直にそう思いました。聞こえのいいこと言うつもりもないけど、どの曲が上位でも全然おかしくなかった。

50位以内にアップアップガールズ(仮)が4曲ランクインしたのも嬉しかった。ファンにとっても待ちわびた年だったし、4曲に割れてもちゃんと上位に来るってのは、「推し票だけじゃないことの証明」のような気がします。実際盛り上がれる曲が多くて、かつそれもワンパターンじゃなかった。彼女たちの境遇を下敷きにした世界観の曲はいくつもあるけど、そこにとどまらない「作者・作品を超えたキーワード的な統一感」があったりして、思い入れしてもらっただけじゃこの結果にはならないんだろうと思いましたね。ただ、映像を見てるとどうしても「もう少し広いステージで歌ってもらいたいな」と思ってしまいました。……これはタワレコさんのB1Fに対する文句ではありませんよ!

楽曲大賞って毎年、「1位だから価値ある曲、51位以下だから価値のない曲」ってことはなくて、結局は投票するひとりひとりが自分に向き合った結果の集合体でしかないので、順位なんてどうでもいいっちゃどうでもいいわけですよ。でも、「この曲はもうちょっと上位でも良かったのでは?」と思わさせられる曲はあります。今年で言うと俺にとっては吉川友さんの「こんな私でよかったら」であり、コピンクの「カリーナノッテ」でした。それはそれらの曲を俺が評価しているってことはもちろん前提にありつつ、投票時期までの間に周囲から高く評価する声を聞いていたから、っていうのが大きいですね。だから2曲とも、ベストテンに入るだろうとなんとなく勝手に思ってました。「じゃあ10位までの曲のどの曲が11位以下にいるべきなんだよ」って尋ねられると困っちゃうんですけどね。そういう相対的な評価じゃなくて、なんとなくベストテンだなって思ってたもんで、つい「もうちょっと上じゃないの」って思っちゃうんですね。

今回は結果発表イベントの直前、映像のHonestさんと「映像が出た時の会場の盛り上がりが楽しみでしょうがない」って話してました。20位以上、さらには10位以上、そんで3位以上……タイトルが出るごとに「この順位かー!」「もう出ちゃうのかー!(もっと上でもいいのに!)」って雄叫びが上がりまくることが予測できた。だって本当に珠玉だったから。そんで実際にそうなってみて、本当に会場のボルテージが上がって、朝6時過ぎても誰も眠たそうにせず、完全に一体になってました。俺は自分の投票で「摩天楼ショー」に6ptsぶっこんでたわけですが、「摩天楼ショー」が1位に選ばれないからどうのなんてひとっつも思わなかった。順位が開かれるたびにウオーって叫んで、最大に大きな反応があるだろうとわかってた2位の発表では両手を挙げ、1位が発表された時、曲がかかり終わったとき、自然と立ち上がってガッツポーズをとってたんですよね。何のガッツポーズだったのかっていうと……気恥ずかしいんですが「ハロプロ最高」っていう(笑)。ラスト3曲はスピーカーの音量も物理的にあがってたと思うんですが、「初恋サイダー」の音と映像と会場の盛り上がりに包まれて、素直にこのイベント最高、ハロプロ最高ってしみじみ感じたんですよね……。このイベントに参加し始めて11年目でしたが、過去最高だったと思います。繰り返しになりますが「初恋サイダー」に0.5ptsも投票してない俺が喜びに打ち震えながらガッツポーズをとっている、テメエの選んだ曲かどうかなんて関係なく会場全員が最高の曲にくるまって最高に盛り上がってる……そんなイベントだったのでした。

 

本当に、自画自賛的で恐縮な部分もありつつですが、最高のイベント、最高の夜だと思いました。唯一、今年も時間が軽く1時間以上延長してしまっていて……ロフトプラスワンさんには本当にご迷惑をおかけしてしまいましてすみません。ごめんなさい。でもしゃべりたいことはしゃべりたいし、時間超過でも追い出しの際には会計手前で謝辞をひとりひとりに伝えたいんです。本当に申し訳ございません。来年以降どうやってこの反省を具体化するか。俺の推しメン部門のグラフ解説をやめるとか……。開始時間を早めて入り時間と休憩時間を圧縮するとか……。来年に向けてまた新しい企画アイディアが既に出ている現在、いかに時間を詰めていくかは大きな課題なのでした。

主催者であり総合プロデューサーのピロスエさん、今年も最高の映像をご用意くださったHonestさん、投票システムほかデータ関連を担当してくださった青迷彩さんありがとうございました。正直なところこの3名がいればイベントとしては成立するわけで超根幹の皆さんです。本当に感謝です。オペレート&コメントでいつも掃き溜めの鶴になってくださってるモコモコさん、去年とは打って変わって酒に飲まれることもなく(笑)素晴らしいコメントをしてくださったクニオさん、総合的圧倒的な知識とフクちゃんへの愛情をもってコメントしてくださったみなとさんありがとうございました。画像関連でフォローしてくださったaniotaさんありがとうございました(本当に助かりました……)。ロフトプラスワンの皆さまと梅造さん、ごめんなさい&ありがとうございました。今年も物販で盛り上げてくださったせきねさん、肉彦さん、岡島紳士さんありがとうございました。結果発表イベントにご来場くださった皆さん、twitter2ちゃんねるで実況してくださった皆さん(最前列の皆さんも!)、そして投票に参加してくださった皆さん本当にありがとうございました。そんでつんく♂Pとハロプロにかかわる全ての皆さん。皆さんの作品は本当に最高です。本当に幸せにしてくれます。ありがとうございました。こういう挨拶は主催者のピロスエさんから発せられるから価値があるという気もしますけども、俺がこう感じてるんだしここは俺のブログだし、素直に述べさせてもらいました。ありがとうございます。皆さん愛してます。皆さんのことが好きです。

ただし……乾杯の挨拶で「おつかりんちゃんさん(2010)」「おつカリーナノッテ(2011)」を受けての、まさかの「おつかれいなー」は、正直ヒヨッタナと思いましたよピロさん……。

今年も本当にありがとうございました。最高の年越しが迎えられました。来年もよろしくお願いします。ハロプロハロプロ楽曲よ永遠なれ!! どうもありがとうございました。

 

ちなみに写真は、俺が当日着て臨んだ「℃-teiパーカー」です。イラストレータ9.0でパス引いて入稿しました。「℃」は「ド」と読んでください。