
設備投資15%増、賃上げ「5%以上」6割九州・沖縄企業を分析
日本経済新聞社では、5〜6月に九州・沖縄の企業に対してアンケート調査を実施し、85社から回答を得ました。その結果、設備投資額が15.2%増と意欲が高いほか、人手不足の中で人材をつなぎ留めるために賃上げに踏み切る企業が多いことも分かりました。調査から見えた九州・沖縄企業の姿を紹介します。 (上)九州・沖縄の設備投資15%増 ふくおかFGは銀行アプリ自社開発九州・沖縄企業の設備投資意欲が高まっている。…
台湾のロケット開発企業tiSPACEの日本法人、jtSPACE(北海道石狩市)は12日午前11時40分ごろ、北海道大樹町の民間宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」でロケットを打ち上げたが、途中で飛行を停止した。ロケットは打ち上げ後、1段目が分離されたものの2段目の飛行途中で停止システムが作動して落下した。 打ち上げたのは全長12メートル、直径0.6メートルの2段式観測ロケット「VP01」…
日本が目指す2050年までの二酸化炭素(CO2)など温暖化ガスの排出実質ゼロに向け、自治体主導の「地域脱炭素」の動きが広がる。省エネ、再生可能エネルギーの拡大で、全国のCO2排出量は22年度までの9年間で23%減った。京都市は大手企業などへの削減計画義務付けが効果を上げ、寺社の再生エネの導入支援に取り組む。 政府は30年度に温暖化ガスを13年度比で46%減らす目標を掲げる。環境省の都道府県別のC…
宮崎市の歓楽街「ニシタチ」の南にある「フルーツ大野」。フルーツパーラーとしては開業から30年を超え、市民にはおなじみの店だ。果物店の2階にあり、目利きの店主らが仕入れた県特産のマンゴーなど旬の果実が惜しみなく盛られたパフェを味わえる。週末の夜には行列もできる人気ぶりとなっている。 看板メニューのトロピカルパフェ(2300円)は、完熟マンゴーやメロンなど20種類以上の様々な色のフルーツが華やかに盛…
秋田市内で開業から40年以上の歴史を持つ人気飲食店「ラーメンショップチャイナタウン」に三代目経営者が登場した。石黒敏社長は創業者の妻からバトンを渡された、初めての外部からのトップ。子供の頃から親しんだ「ソウルフード」を守り広げていく思いは、支援の輪を広げている。 石黒 敏さん(いしくろ・さとし) 1982年秋田県生まれ。地元大学を卒業後、小売りチェーンで営業職として勤務。帰郷後は生命保険の外交員を…
大事な商談や交渉のための出張もあるだろう。験担ぎや気合を入れるための勝負メシといえばカツ丼だ。岡山市内では通常の卵でとじたカツ丼よりも、デミグラスソースのかかった「デミカツ丼」が長らく親しまれている。 元祖とされる「味司 野村」は約90年前の1931年に同市北区で創業した。初代が東京で修行中に大手ホテルのソースの作り方を学び、岡山に持ち帰ってごはんに合う味にアレンジしたという。当初はほかの料理も…
アインホールディングス(HD)はコスメ主体のドラッグストア「アインズ&トルペ」で、直接取引で仕入れる韓国コスメを拡充する。2026年4月期に少なくとも4ブランドと新たに直接取引を始める計画だ。卸会社を介さない調達方法で中間流通を省き、粗利益率を高める。競合店にない品ぞろえを進め売上高の拡大も図る。 25年4月期、アインズ&トルペは売上高の14%を韓国コスメが占めた。人気が続く韓国コスメの既存店売…