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低濃度汚染水の放出「米から要請」 平田オリザ参与

2011年5月18日10時52分

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 内閣官房参与で劇作家の平田オリザ氏は17日夜、ソウル市内で講演し、福島第一原発事故で東京電力が比較的低濃度の放射能汚染水を海に放出したことについて、「米政府からの強い要請で(海に)流れた」と述べた。放出は東電からの報告を受けて菅政権が容認したとされていた。

 平田氏は韓国の日韓問題関係者らを前に「震災と日本再生」と題して講演し、風評被害の防止や日本への観光を呼びかけた。質問に答える形で「汚染水の処理問題では韓国の方々にも大変な迷惑をかけた。流された水は非常に低濃度で量も少ない」などと語った上で、米政府の要請を受けたものだったと釈明した。

 韓国では隣国にもかかわらず、事前通告なしに放出されたとして強い懸念が出ており、この日の講演会でも日本政府の姿勢を問う質問が出た。(ソウル=箱田哲也)

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