オランダ+ケニアチームの報告。人工的にヒトのニオイを発生して蚊をおびきよせるワナ・・・にて蚊を7割減らしマラリア感染者を3割減らすことに成功したと。
*オランダWageningen大らの報告。
*ケニアのRusinga島全島民25000人対象。
*人工的にヒトのニオイを発生して蚊をおびきよせる仕組みのワナを各戸に設置。
*このわなは電力駆動だが、実験をおこなった島には電気がないため、各戸にソーラーパネルを供与した。このソーラーパネルは、ワナのほかに電球2つとスマホ充電をまかなう機能がある。
*今回の研究対象はマラリア媒介ハマダラカだが、デング熱対策シマカにも応用可能性がある。
元ネタはLancetですが、なんだかロマンのある研究ですね。アフリカの島ひとつ丸ごと実験場にして、これまで電気のなかった全島民に夜間照明とスマホ充電を提供。
すごいなあと。
成果物は、人工で人のにおいを出すワナ、こういうのは一旦原理が明らかになったらコストダウンは日本のお家芸ですから、(DEET虫よけみたく)厚労省が足を引っ張り余計なことさえしなければ、世界を席巻することになりそうです。
ソースはProMED
http://www.promedmail.org/post/4417585
元ソースはLancet
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(16)30445-7/fulltext