今や、Twitterを使っている人はかなりの数ですが、未だにTwitterが何なのかいまいち分かっていない人も多いようです。みんなが使っているから使ってみたけど、自分の生活すべてをツイートしたいとも思わないし...というあなたに、大人のためのTwitter講座をお送りしましょう。

ちなみに、Twitterアカウントはお持ちですよね? アカウントさえ持っていれば、この人類史上最大の(しかもどんどん巨大化している)ソーシャルな実験に参加していることになります。

最初は、訳の分からない膨大なツイートの海に放り出されたような気持ちになるかもしれませんが、それは溺れているのではありません。多少のやる気や手間は必要ですが、分別ある大人のTwitter使いになることは、誰にでも可能です。

逆に、すでにTwitterにハマっているとしても、ソーシャルメディア特有のノイズに悩まされることがあります。例えば、プロフィールのところにあるフォロワー数が、徐々に減っていたりすると気になったりしますよね。そういう細かいことを気にしないのも、Twitterを快適に使うテクニックです

 

1. フォロワーを厳選する

Twitterの設定ページの一番下に「ツイートプライバシー」という項目があります。そこにある「ツイートを非公開にする」というチェックボックスは、初期設定ではチェックが入っていません。そこにチェックを入れると、自分がフォローを承認した人にしかツイートが表示されなくなります。個人情報を極力さらしたくない人は、これを使うといいでしょう。Twitterを使い慣れていない人は、このオプションの存在を知らない人が結構います。

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ただし、このチェックを入れるだけでは、プロフィールの情報(名前、位置情報、Web、自己紹介)は公開されたままなので、知らない人からリクエストメールが来ることはあります。結局、ツイートを非公開にして、リクエストの度に承認するかどうかを判断するのはかなり面倒なので、ツイートを一般公開する人の方が多いようです。

2. フォローされた場合の通知をしない

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設定のお知らせ機能にある「フォローされた場合の通知」のチェックを外して、誰かにフォローされても通知メールを受け取らないようにします。あのメールをいちいち見るのが面倒という人にオススメです。通知メールが届く度に、「この人誰?」、「フォロー返しするべき?」、「なんで私をフォローしたんだろう?」なんてことを考えずに済みます。これでメールの通知にうんざりすることなく、楽しむことに集中できますよ。

3. フォロワー数は見ない

そもそも、フォロワー数が増えたり減ったりしたところで、一体自分以外の誰が気にするというのでしょう? フォロワー数が自分の価値という訳でもあるまいし、気にするだけ損というものです。もちろん、急にフォロワー数が激減したりしたら、気にするなという方が無理かもしれませんが、数字の表示の障害はしょっちゅうありますし、とにかく意識的に見ないようにするのが一番です

4. お付き合いはよく考えて

フォローされたからといって、必ずフォロー返しをする必要はありません。Facebookと違って、Twitterは自分の知り合いは全員フォローしなきゃというものではないです。フォロー数が多くなると、自分のタイムライン(以下TL)が混沌としてきますので、自分が興味のある人だけをフォローすればいいでしょう。フォローした後でちょっと違うなと思ったら、そっとリムーブするという手もあります。

また、自分の@関連(メンション)のツイートすべてに何かを返す必要もありません。自分が気になるもの、面白いと思うものに対してだけ、リプライすればいいのです。何度スルーしてもウザイことを言ってくる人がいたら、ブロックしてしまいましょう。

5. 必要に応じてRTを表示しない

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フォローしている人が発信するツイートを楽しみたいだけで、RTは別に要らないという場合もあるかもしれません。残念ながら、RTを全て非表示にすることはできませんが(Twitterさん検討をお願いします)、フォローしている人毎に、個別にRTを非表示設定することは可能です。フォローしている人のページの「フォローしている」ボタンの右にある、小さなRTアイコンをクリックすると、その人のRTをTLに表示できないようにできます。

6. 何をツイートするか考えよう

どんなことであれ、140字では語り尽くせないことの方が多いものです。Twitterにはたくさん利点がありますが、大事な問題を細かいニュアンスまで議論するのには向いていません。どちらかというと、好きな映画や音楽などの感想を「これおもしろい!」、「すごくよかった!」と人ゴミに向かって叫ぶような感じでしょうか? Twitterの140字という制限は、共感を増幅するのには向いていますが、理解を深めるのには向いていないと思われます。

Twitterの正しい使い方というのはありません。むしろ、「正しい使い方はこうだ!」と言うような人をスルーできるようになっておいた方がいいと思います。

Twitterは、ライトなコミュニケーション手段ではありますが、コミュニティが無数にある場でもあります。それを楽しむか、振り回されて疲れてしまうかは、あなた次第です。ぜひ大人のTwitter使いとなって、楽しんでくださいね。

Republished with permission: Twitter for Adults [Derek Powazek]

Derek Powazek(原文/訳:的野裕子)