ゴールデンウイークに入り、各地で色とりどりの花が見頃を迎えている。

　東京・立川市の昭和記念公園で、３０万本の色鮮やかなポピーが見頃を迎えている。これは「アイスランドポピー」と呼ばれる早咲きのポピーで、シベリア地方を中心に自生する、寒さに強いケシの仲間。訪れた人々は、花畑の中につくられた散歩道を歩きながら思い思いに楽しんでいた。今月中頃までが見頃だという。

　また、箱根の芦ノ湖畔にある「箱根園」では、遅咲きの桜「オオシマザクラ」が白い花を咲かせている。つぼみと緑の葉が同時に開くのが特徴で、２日で８分咲きとなっている。オオシマザクラは伊豆大島に自生するもので、箱根園には五十数年前に移植されたと伝えられている。今月上旬まで花見を楽しめるという。