ソニーは2012年10月3日、地上波/BS/110CS放送の受信に対応した新開発のSiチューナーIC搭載のモジュールを商品化したと発表した。このモジュールは、10月13日にソニーが発売するブルーレイディスクレコーダーの商品群に搭載される。

 従来の国内3波テレビ放送対応チューナーモジュールは、地上波(90M~770MHz)と衛星(BS/110CS、950M~2150MHz)と受信周波数帯域の異なる2種類の放送用に、それぞれ別のチューナーICを搭載していた。今回1チップ化したことで、実装面積比で25%の小型化を達成した。この結果、ソニーの従来品でダブルチューナー相当の寸法で、今回のトリプルチューナーを実現できている。3波対応の1チップチューナーICは業界で初という。

 モジュールのサンプル出荷開始は2012年10月下旬、サンプル価格は5000円から1万円である。

[発表資料へ]