ジャンプ黄金期を担ったヒット作だが、内容がハードボイルドな大人向けという事もあり、知名度とは裏腹に誌面での人気投票では、さほど伸びなかったようだ。小中学生の男子に香の魅力を理解するのは難しかったかもしれない。一話完結という事もあり、毎回登場する美女の依頼人には相当な苦労があったと思いがちだが・・・
Q、読者としては毎回登場する美女にたちが楽しみなわけですが、ご苦労は?
北条氏: 香っていうのが女ウケするけど、男ウケするキャラじゃなかったから、もう一人男ウケするキャラと出さなきゃいけないなかった。それで毎回美女を出さないといけなかったんだけど、それに関しては苦労はなかった。はっきり言って顔の描き分けは全然してないもん(笑)変わってるのは、髪型と服装ぐらいで・・
引用元:「CITYHUNTERパーフェクトガイドブック(集英社)」より
本書には30人の美女依頼人が掲載されていたが、私には顔のパターンは3種類しか識別できなかった。
この事態は魁!男塾でも同じ事が言え、飛燕(ヒエン)は推定だが5人は登場してる。
Q、ジャッキーチェン主演の映画について
北条氏: OKした時点で、ただのジャッキーチェンの映画になるんだなと思っていたから何の感慨はありませんでした。
鳥山明氏の「ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません」発言同様、原作者としてファンと制作側の板挟みでどちらとも取れるよう短い言葉でまとめる傾向が見られる。、
CITY HUNTERと言えばやはりアニメ化されて時に、異例とも言えるソニー・ミュージックエンタテインメント所属のアーティストがタイアップ専についたことだろう。雑誌「WHAT's IN?」に当時よく掲載頻度が高い系統と言えばピンとくる人もいるだろう。
小比類巻かほる 「City Hunter〜愛よ消えないで〜」や岡村靖幸 「Super Girl」 など、アニメ主題歌としては異色アーティストの面子が揃っていたといえる。中でも印象的なのはTM NETWORKではないだろうか?
なにがすごいかって、物語終盤から自然にフェードインしてくるイントロからエンディング曲の流れが絶妙すぎなのだ!!
『STILL LOVE HER(失われた風景)』 TMの裏ベスト曲をあえてあげるならこの曲を推します。
宇多田ヒカルが最も好きな邦楽曲と公言する『Get Wild』
今では当たり前となっているが、この当時では画期的であり、この物語との絶妙さは楽曲の高さも相まって素敵過ぎるのだ。
時代が過ぎてもその一連の流れは心地良さとともに今でも忘れないものだ。
逆に入り方が違和感ありまくりも決して忘れない(笑)
『果てしない夢を』 (1993年)で間違いないだろう。
このシングルはZYYG,REV,ZARD & WANDSなどビーイング所属によるウィ・アー・ザ・ワールドである。
そしてよく存じあげないが、こういう大型コラボ曲って決してスベってはいけないという暗黙の業界的ルールが存在するんじゃないだろうか・・。そういった意味で金字塔を打ち立てた作品かもしれない。
いや・・・何度聞いてもfeaturing 長嶋茂雄の歌声は違和感でしかないのだ。
長嶋茂雄は敬愛してやまないが、大勢を惹きつけるチカラも持ちつつ、
全てを壊す壊滅的な歌声をお持ちである。
そしてそこまでして招いた超VIPゲストを喰い気味に、近藤房之助の「タッタタラリラ♪」級のホームランボイスで全て打ち消してしまうのだ(笑)。これだけキャラの潰しあう融合性の無い楽曲もマレだろう。
シティーハンターとTMが生んだ神がかりな融合と、ビーイングと長島氏の融合が生んだ惨劇は記憶に留めておきたい。
ミックをはじめキース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ロン・ウッ