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国会図書館がアニメやゲームなどの収集・保存に本腰。文化庁と共同で
対象となるコンテンツは,
- マンガ・アニメ・ゲームなどのメディア芸術作品
- テレビ・ラジオ番組の脚本や台本
- 現代音楽などの楽譜
の三分野で,国会図書館と文化庁が協定を結び,これらの作品の散逸に歯止めをかける狙いだ。
マンガやアニメ,ゲームについては,国会図書館ではこれまでも作品の収集を行っていたが,今回は近年これらの文化の再評価を進める文化庁と協定を結んだことで,より本腰を入れた取り組みが期待できる。また自治体や民間で先行する一部事業との連携も視野に入れているとのこと。
マンガやアニメ,ゲームなどを保存していく施策については,2009年に文化庁の主導によって設立が検討された「国立メディア芸術総合センター」があったものの,「国営漫画喫茶」と揶揄されるなど,数々の批判を受け頓挫。今回の国会図書館との協定は,それに変わる取り組みであるという。
またゲーム分野については,京都府や立命館大学が中心となって現在進めている「ゲームアーカイブ・プロジェクト」が先行しており(関連記事),今後の連携なども期待できそうだ。
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