とはいえ、時間、お金、モチベーションのいずれにも限りが...。そこで、これらをできるだけ効率的に活用し、英語を楽しく学び続けるにはどうすればよいか? について、考えてみたいと思います。
Photo by MC Quinn.ライフハッカーで翻訳を担当させていただいている私は、実は帰国子女でも留学経験者でもなく、「もっと、欧米のビジネスを深く知りたい」という目的のもと、社会人になってから独学で英語を習得しました。この自分の経験を振り返ってみると、英語を学び続けるポイントには、以下の3つが挙げられます。
「英語を勉強したい」と思っているとして、それは何のためでしょうか? 仕事で必要だから、映画や音楽などの趣味をもっと楽しみたいから、旅行で話せるようになりたいからなど、何かしらの目的や動機があるはずです。自分が英語に対して抱いている課題感や目的を、できるだけ具体的に捉えてみましょう。
英語は、目的を達成するための「道具」のひとつ。これを使えるようになることが目的ではなく、これを使って実現したいことこそ、本来の目的のはずです。
習うより、慣れろ。そして、慣れるためには自分の好きなものを「入り口」にするのが、上達の近道でもあり、継続しやすいアプローチだと思います。
たとえば、自分の職種や業種に関連するニュースサイトをRSSリーダーに片っ端から登録して「流し読み」するとか、好きなアーティストのYouTube動画をチェックするとか、気になる音楽をネットラジオでストリーミングするなど、インターネット環境さえ整えば、無料でいつでも利用できるものは、無数にあります。
ポイントは、とにかく自分の好きなテーマを選ぶこと。「もっと知りたい!」と心から思えるテーマを丁寧に探してみてください。
英語は一朝一夕で身につくものではなく、ある程度継続することが必要。そして、そのためには、モチベーションの維持が不可欠です。日々自分の成長を実感できれば、「もっと勉強しよう!」という意欲も湧いてくるでしょう。
TOEICなどの資格試験に挑戦するのも一法ですが、ハードルが高すぎたり、成果が出るまでに時間がかかると、これらに到達するまでにやる気が萎えてしまうこともあります。むしろ、小さな達成感を積み重ねることこそ有効です。
たとえば、ツイッターやフェイスブックのファンページ、ブログなど、双方向のコミュニケーションプラットフォームで、カンタンな英文コメントを投稿してみるのはどうでしょう? 他のユーザさんから反応がもらえれば自信につながりますし、新しい「友達」と出会うきっかけにもなりますよ。
勉学の秋。皆さんも、英語を通じて、新しい世界を開いてみませんか?
(松岡由希子)