小池VS都議会

答弁につまる小池百合子都知事に「笑ってんじゃないよ!」激しいヤジも…傍聴席から救いの声 ついに解禁、自民都議団との全面対決

事前の調整がなく、自民の質問をメモしながらの答弁を強いられた小池氏。「私の字が読めない」と苦笑すれば、「笑ってんじゃない!」のやじ。まさに全面対決だった (撮影・納冨康)
事前の調整がなく、自民の質問をメモしながらの答弁を強いられた小池氏。「私の字が読めない」と苦笑すれば、「笑ってんじゃない!」のやじ。まさに全面対決だった (撮影・納冨康)

 東京都議会は7日、各党の代表質問を行った。最大会派の自民党は事前に質問内容を伝えない異例の対応を取り、議場でのやじも解禁。小池百合子知事(64)との対決姿勢を鮮明にした。小池氏は答弁に手間取り、多くの質問に答えきれず一時降壇。自民都議団は「説明になっていない!」「答弁漏れだ!」などの激しいやじを浴びせた。

 破竹の勢いだった新知事が、壇上で答弁に詰まる事態が発生した。苦笑いする小池氏に、都議会自民党の高木啓幹事長が「笑ってんじゃないよ!」と容赦なくやじを浴びせた。

 今回自民は、やじの解禁に加え、質問内容を事前に通告し答弁調整を行うことをさせなかった。「なれ合いや根回しをやめたい」との小池氏の主張をそのままお返しした逆襲策だ。

 質問に立った崎山知尚議員は「28問のうち19問に答えておらず、内容も不十分だ」と指摘。小池氏を「地方自治を知らない人」と批判した。

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