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作業員2人被ばく線量、650ミリSv超か

2011年6月4日 2:17
作業員2人被ばく線量、650ミリSv超か

 福島第一原子力発電所の男性作業員2人の被ばく線量が、最大で、限度の2倍以上の650ミリシーベルトを超える可能性があることがわかった。

 2人は、福島第一原発で事故当初から5月末まで中央制御室などで作業を続けていた「東京電力」社員の30歳代と40歳代の男性。内部被ばくが発覚して詳しく調べた結果、被ばく線量が最大で650ミリシーベルトを超える可能性があることがわかった。これは、緊急時の上限250ミリシーベルトの2倍以上にあたる。検査を行った放射線医学総合研究所が「治療の必要はなく、今までと生活を変える必要はない」と伝えたところ、2人はとてもほっとした様子だったという。

 東京電力は、2人と同じ場所で作業をした他の作業員の被ばく線量についても評価を急ぐことにしている。