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 チャンネルAJER更新しました。
『現実を説明しない経済学①』三橋貴明 AJER2012.9.25(1)

http://www.youtube.com/watch?v=ZN91yrnvjJY

『現実を説明しない経済学②』三橋貴明 AJER2012.9.25(2)

http://www.youtube.com/watch?v=ftKTHWAlP_c

ガンガン行きますよっ!

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 本日は自由民主党総裁選挙です。 


<<自民党総裁選開票直前!≫『自民党と安倍候補応援街宣』!>>
 ☆正午集合~14時「自民党」本部前にて実施!
http://www.jimin.jp/aboutus/access/
【現場責任者・主催】山際澄夫氏!☆プラカード・日章旗・メガフォン歓迎、マイクは不可です。


 わたくしも上記のイベントに参加したかったのですが、何しろ本日は午後からチャンネル桜「桜プロジェクト」のコラム収録、産経新聞の取材、桜に戻って「桜プロジェクト」のキャスター、その後は夕方からJwaveの「Jam The World」の収録、さらに21時からはTokyo MXのゴールデンアワーに出演するという無茶苦茶な一日なので、自民党本部に行くことはできません。代わりに、弊社のKW氏が参加し、ビデオ撮影、写真撮影をしてくる予定になっています。


 MXのゴールデンアワー(http://www.mxtv.co.jp/gold/ )は、28日が最終回になります。というわけで、わたくしが出演するのは本日がラストです。良質な番組でしたので、終わるのは本当に残念です。思えば、わたくしに経済政策関連の「講義」を電波に流す機会を最初に下さったのが、本番組でした。改めて感謝申し上げます。

 またいつか、復活してくれることを祈っております。徳光さん、他の出演者の皆様、お疲れ様でございました。


 2007年に安倍政権が参議院選挙に敗北し、日本は夕暮れ時を迎えました。その後、麻生クーデター説で麻生元総理が総裁選挙に敗北し、翌年、自民党総裁、日本国内閣総理大臣の座に就かれたものの、想像を絶する偏向報道や個人攻撃により支持を失い、09年のバレンタインデーには、中川昭一先生が「嵌められ」、麻生政権は「正しい政策」を実施していたにも関わらず支持率が落ち続け、8月31日の総選挙で敗北し、民主党政権が発足。10月3日に中川昭一先生がお亡くなりになり、日本は闇の時代に入りました

 日本国が闇の時代に陥るまでを描いたのが、まさに海竜社「真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪― 」というわけです。



 さて、昨日も取り上げた大恐慌期のドイツですが、同国の鉱工業生産指数は32年時点でアメリカを上回るほどの落ち込みを見せ、卸売物価は1929年比で40%近くも下落しました。卸売物価指数が三年前の六割になってしまったのです。信じられますか。もちろん失業率も驚がくするほどに悪化し、何と43.8%(32年)にも達しました。労働者の四割強が仕事がない状況です。


 ところで、所得の定義は、
「誰かが働き、財(製品)やサービスを生産し、それに対し消費もしくは投資として支払いを受けたことにより獲得したお金」
 になります。鉱工業生産が六割も落ち込むということは、その分だけ生産が行われなかったという話です。生産が行われなければ、労働者は不要になります。当然ながら、生産の縮小と共に失業率は急上昇していったのです。


 それにしても、失業率43.8%は半端ないわけですが、基本的に人間は「所得」から消費や投資を行うことになります。生産縮小で労働者が職を失うと、彼もしくは彼女は消費や投資を行うための所得が「消える」という話になるわけです。「未来の所得」のための投資はともかく、消費とは「現在必要な財やサービス」を購入することになります。所得を獲得する術を失い、消費が出来なくなった人間は、最終的には最低限必要な食料すら手に入れることが不可能になり、飢えに直面することになります


 わたくしは頻繁に、
「大恐慌期のアメリカの失業率は24.9%(33年値)にまで悪化した」
 と書いたり喋ったりしますが、当時のドイツの状況はそれどころではなかったわけです。生産(鉱工業生産指数)が三年間で六割超も減少し、失業率が四割を超えるような事態になった以上、当時のドイツ国民が抱いていた閉塞感は、現在の日本の比ではありません。結果的に「極端なこと」を主張する政治家が一気に支持を受け、ナチス政権が誕生したというオチでございます。


 大恐慌期のドイツを直撃した凄まじいデフレーションは、最終的には同国の民主主義を破壊し、一党独裁の国家体制への「革命」を実現しました。しかも、皮肉なことにドイツの民主主義を破壊したのは「民主主義」そのものなのです。ヒットラーは、別にクーデターで政権を握ったわけではありません。民主主義すなわち有権者の投票により、ナチス政権は成立したわけです。ナチス・ドイツを創り上げたのは、ドイツ国民の「貴重な一票」なのです。


 民主主義は、民主主義により破壊される。中川先生がお亡くなりになられた以降の日本は、まさに民主的に選ばれた政権が民主主義を壊す「闇の時代」に突入しました。民主党は全ての権限を党幹事長に集中させ、議員立法を禁止し、クローズアップ現代では菅直人が、堂々と、
「憲法に三権分立は書かれていない」
 と、三権分立を否定する発言をやってのけました。


 さらに民主党は、日本の「国の形」を壊してしまう外国人地方参政権、人権侵害救済法、夫婦別姓などを推進し、かたやデフレ問題については口先だけで「デフレ宣言」を出すものの、公共事業を削り続け、増税やTPPといったデフレ促進策に邁進することを続けました。結果、日本国民の所得は次第に小さくなったわけですが、民主党は全てを、
「自民党のせいだ!」
 と責任転嫁を図り、自らの無能を覆い隠そうとしました。


 09年に入って以降、普天間問題の決裂に伴う日米関係の亀裂、尖閣諸島沖中国漁船衝突事件、東日本大震災と福島第一原発の事故、ロシア首相の国後島訪問、韓国の李明博大統領の竹島不法上陸、そして尖閣諸島国有化を巡る中国の官製暴動と、日本国家の主権を脅かす事件が相次ぎましたが、民主党政権はまともに対応することができませんでした。結果、日本国はデフレで国民が貧乏になる中において、来たるべき大震災への対処もできず、安全保障がひたすら脅かされる事態に至っています。


 この全ては、わたくしたち日本国民が09年8月末に選択をした結果なのです。民主党は確かに碌でもない政権ですが、この政権を誕生させたのは日本国の民主主義なのです。


 日本国民は、未だに、
「公務員が悪い」
「年金受給者が悪い」
「生活保護受給者が悪い」
「土建屋が悪い」
「農家や医療関係者の既得権益をぶち壊せ!」
「ゾンビ企業は潰せ!」
「所得が増えない奴は自己責任だ!」
 などと、状況を悪化させるルサンチマンを声高に叫び、他者を引き摺り下ろすことで「自らをも引き摺り下ろす」行為を続けています。まさに、中川先生がお亡くなりになられた後の日本は「闇の中」なのです。




 いや、闇の中でした。





 民主党という「闇の政党」が支配する日本国において、一般の国民、普通の国民たちが目覚めていきました


 闇の中において、手探りで光を求め、新しい朝を迎えるべく懸命に動き続ける人たちがいました。国民と共に新しい朝を迎えるべく、命がけで戦い続ける政治家がいました。


 夜が明ける直前の闇が、最も深いと言いますが、暁闇の中でさえ決して諦めなかった日本国民は、決して少ない数ではないのです。


 時が経てば、必ず東から太陽が昇る現実世界とは異なり、「国家」には必ずしも夜明けが訪れるとは限りません。夜明けを呼び込むことができるのは物理法則ではなく、国民の意志、それだけなのです。


 日本国が輝ける朝を迎えるためには、国民一人一人が、自らの意志で動き始めなければならないのです
 
 本日は自由民主党総裁選挙です。 


「国民の意志で、日本国の朝を迎えよう」にご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!
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