月曜の朝に仕事場に来て机の上に物が散乱していたら、なかなか仕事をする気にはなれないですよね...。
これは単に気分的な問題ではありません。散らかった状態が脳に及ぼす影響は、科学的にも証明されています。仕事を進めようにも、散らかっていると考えることができなくなるのだそうです。
片付け系ブログ「Unclutterer」でErin Doland氏が、プリンストン大学の神経科学機関の研究について書いていました。
この研究では、散らかった環境で仕事を進める時と、きれいで落ち着いた環境で仕事を進める時とでは、被験者の脳にどのような違いがあるか、画像技術を使って研究しています。Doland氏は、以下の状況が散らかった環境に一番似ていると説明。
散らかった環境というのは、小さな子どもが隣に立って「アメ、アメ、アメ、アメ、アメ食べたい! アメ、アメ、アメ、アメ、アメ、アメ、アメ、アメ、アメ、アメ...」とうるさく言い続けているのと同じような状況です。少しは集中できたとしても、注意を引きたくて叫び続けている子どもに気を取られ続けるでしょう。このうるさい状況では、集中力が削がれるだけでなく、精神的にも疲弊し、フラストレーションが溜まりやすい状態になります。
週の真ん中辺りでどうにも仕事に集中できないと思うことがあったら、この「アメアメアメ...」を思い出して、机回りが散らかっていないかチェックしてみてください。
Photo byjeffedoe.Scientists find physical clutter negatively affects your ability to focus, process information [Unclutterer]
Kevin Purdy(原文/訳:的野裕子)