重要なプレゼンをする、相手に値上げを求めるなど、自分が恐れを感じることをあえてやらねばならないとき、「自信を持て」といっても無理な話...。とはいえ、いったん恐れに無防備に飲みこまれてしまうと、ネガティブな感情ばかりが増幅し、「ここぞ!」というときに十分な力が発揮できないかもしれません。そこで、自分に自信をつけさせるためのちょっとしたコツをご紹介しましょう。

 米Lifehacker記事「You Can't Predict How You'll Feel in the Future, So Stop Trying(将来、どう感じるかはわからないから、考えるのをやめよう・英文)」でも採り上げていますが、人は恐れを感じることに直面すると、つい悪いほうへ悪いほうへと考えがち。先回りしていろいろ思いをめぐらしているうちに、不安やネガティブな感情で押しつぶされそうになってしまいます。最悪のシナリオを考え、いつの間にかその「奴隷」となってしまうのです

では、このような状態を解消するためには、どうすればいいのでしょう?

答えはシンプル。強制的に自分の中に自信を湧かせるのです。具体的な方法としては、自分が精通しているテーマや、話していると気分がよくなることを、誰かに話しましょう。話を聞いてくれる人がいないなら、鏡の自分に向かって語り掛けてもいいです。よく知っていること、話していて楽しいことを話せば話すほど、自然と気分がよくなってきて、意識をナーバスな状態から、自信にあふれた状態へと変えられると思います。

不安や恐れが心を支配してしまいそうなときは、こっそり鏡の自分に話しかけると効果アリ!? また、大事なプレゼンや商談の前にナーバスになっている同僚がいたら、あえて彼(彼女)が得意な話題をふって話を聞いてあげると、緊張を解きほぐすことができるかもしれませんね。

Adam Dachis (原文/訳:松岡由希子)