「Googleのクラウドは安全」――データセンター紹介ビデオを公開

Amazon EC2の大規模なサービス遮断が続く中、クラウドサービス「Google Apps」を提供するGoogleが、自社サービスがいかに安全かを説明する動画を公開した。

» 2011年04月25日 07時31分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは4月22日(現地時間)、自社のデータセンターがいかに安全かを説明する動画をYouTubeおよびGoogle Apps for Businessのページで公開した。

 21日に発生した米Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスのトラブルでHootSuiteやQuoraなど多くのサービスが影響を受けたことで、現在クラウドの安全性への懸念が広まっている。

 説明動画は同社の動画にしては長い7分以上のもので、南カリフォルニアにあるデータセンターを舞台に、実際の入館手続きや、24時間体制のセキュリティ、ハードウェアの保守、防災システムなどの様子を紹介している。網膜スキャンによる生体認証やHDDを物理的に破壊するシュレッダーなどの具体的な映像が続き、顧客のデータは高速なネットワークでつながれた複数のデータセンターにレプリケートしてあるために可用性が高いと説明した後、最後に“世界一グリーンな”データセンターだと省エネルギーであることに触れてまとめている。

 Googleによると、Google Apps for Businessの顧客企業および政府機関は3万を超えるという。Virgin America、National Geographic、Genentechなど多様な分野の大手が採用しており、Google自身も利用している。

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