新成人のみなさん、おめでとうございます!
墨田区では1900人の方が新成人になるそうです。
天気は雨模様で寒かったのですが、はつらつとしたみなさんの姿に、
こちらが元気をもらいました。
18年前、私は浪人中だったこともあり、成人式には参加せず美大受験にむけて予備校でデッサンの練習をしていました。いまでも懐かしく覚えています。
私が社会の矛盾を強く感じたのが浪人時代でした。
美術大学、特に私も受験した私立の美大では、初年度は250万円ほどの学費がかかります。画材費なども加えれば、4年間で800万円を超えます。一緒に予備校に通っていた仲間のなかには、他県から上京し、アルバイトしながら予備校のお金、画材費を払っている人もいました。
希望する大学に合格したのに、直前になって学費が払えないと家族からいわれ、泣きながら諦めた仲間もいます。どうしてこんなに学費が高いのか、夢をもって学ぼうとしている人たちを応援する政治がないのかと、怒りをもちました。
大学や専門学校に通う多くの学生が、奨学金を利用しています。
卒業時には多くの借金をかかえることになります。
お金のあるなしで学ぶ権利が制限される、そんな社会はおかしいです。
昨年、政府は給付型奨学金制度の案を示しました。しかし、この中身が問題です。
1学年2万人程度。学生の割合でいえば1・5%程度です。いま学生の2人に1人が奨学金ローンを借りているのに、これでは焼け石に水です。
財源をどうするのかも問題です。現在ある無利子奨学金の縮小などで充てる。
必要としている人たちの規模からいっても、願いからいっても大きな溝があります。
国として、もっと予算をつける。若者に投資することが必要です。
問題多い政府の給付奨学金
学費ゼロは世界の常識!
日本共産党都議団は、昨年小池都知事に、東京都独自の給付型奨学金をつくることを要望しました。実施にあたっては、高校生の生活実態にあわせて、所得制限を高く設定し充分な金額を支給すること。
私立高校生にたいしては、授業料に加え、入学金や施設費なども軽減の対象として、幅広い階層の負担軽減がすすむように支援することなど提案しています。
これを実現したい、みなさん一緒に都政を変えましょうと訴えました。
午後からは雨が止んでほしいですね。
新成人のみなさん、本当におめでとうございます!
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