360 Worlds

RICOH THETAを中心とした360°全天周パノラマに関する話題をお届けします

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【速報】ついに4K動画対応「新型THETA」発表!

大本命の待ちに待った新機種情報が届きました!

元祖360°カメラ「RICOH THETA」シリーズ初となる4K動画撮影に対応した新機種がNABに参考出品されるとのことです。
※「NAB SHOW 2017」(会期: 4月22日~4月27日、場所:米国ラスベガス)
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theta360.com

【製品の概要】
●「RICOH THETA」シリーズ360°カメラ
製品名: 未定
発売時期:2017年中を予定

【主な特長】

  • 360°の高画質4K30fps動画撮影に対応
  • 4chマイクを内蔵し、360°動画にリンクした空間音声記録が可能
  • 360°の4Kライブストリーミングに利用可能
  • 専用拡張アプリケーションによる機能拡張に対応(AndroidベースOS搭載予定)

※上記製品の仕様・外観等は最終決定ではありません。

え!?ちょっと待って?
4K動画対応に目が行きがちですが、その他の新機能もめちゃめちゃスゴイことになってるじゃないですか!

高画質4K30fps動画撮影に対応

現在のフラッグシップモデルは2015年に発売された「THETA S」です。操作性の良さやスティッチ精度の高さから僕もメイン360°カメラとしてずっと使用しています。(2台所有)
でも動画解像度に関しては1920x960(2K)なので正直全然物足りないのですよね…なので動画を撮影することは殆どありません。そして周りはどんどん4Kモデルになってきてます。

2016年に4K来るか!と多くのユーザーが期待していたところ発表されたのが「THETA SC」でした。正直がっかりされた方も多かったのではないでしょうか。(実は僕もその一人です)
あの形状(設計)からだと4K対応はなかなか難しいのだろうなぁ…と感じていました。

でも発表された写真を見る限りでは形状はほぼ同じですね。
色んな360°カメラを使ってきましたが、やっぱりこの形状が使いやすいのですよ!
具体的な解像度は明記されていませんが、4K=3840x1920なのでしょうかね。そうなると画素数的には4倍ということになります。
フレームレートは30fps。スペック厨は物足りないと騒ぐのかもしれませんが、まぁ十分でしょう。

また4K解像度はライブストリーミングにも利用可能とのことです。

4chマイクを内蔵し空間音声記録が可能

360°のVR映像は多く世に出回ってきてますが、音声はステレオのものが殆どです。
視野の移動に合わせて音声も同じように移動してくれないと没入感は損なわれてしまいますが、2chのステレオ録音では中々表現できないことです。
現在YouTubeをはじめとして360°映像の空間音声はアンビソニック形式が主流となっており、空間音声の記録には別途専用のマイクを用意する必要がありました。

しかし新型THETAは4chマイクを内蔵し、360°動画にリンクした空間音声記録が可能とのこと。
THETA単体でさらに没入感のあるVR映像が撮れてしまうということですね。

専用拡張アプリケーションによる機能拡張

さらに驚いたのがAndroidベースのOS搭載予定ということ。
これにより専用拡張アプリケーションによる機能拡張に対応!

なんですって!?
今までスマホアプリと連携して様々な撮影機能を実現していましたが、もうTHETA本体を機能拡張できちゃうってことですよね!?
これはなかなか他社にはマネできないでしょうね。
デベロッパー向けにAPIやSDKを提供してきたリコーならではですね。
これによりTHETAの優位性が益々引き立ってきます。
RICOH THETA Developers


先日一部報道でリコーのカメラ事業縮小などど言うものがありましたが、リコーは公式にこれを否定しTHETAの事業拡大についても言及しました。
今後発表される情報からも目が離せませんね!
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theta360.com