朗報?悲報?モーニング娘。がHKT48指原莉乃さんとAKB48の新アルバムでコラボ!サシニング娘。(指原莉乃&モーニング娘。'17)を結成!の話題について語ります!
超超超お久しぶりです。
割と多忙な年末なんですが、これは記事を書かずにいられない!という話題が降って湧いてきました。
そう、タイトルの通り、我らがハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)の看板グループ・モーニング娘。が、48グループの人気メンバー・HKT48の指原莉乃さんと、来年1月25日発売のAKB48のアルバム「サムネイル」で「サシニング娘。(指原莉乃&モーニング娘。'17)」を結成し、新曲「Get you!」を歌うことが発表されたという話題です。
いや〜、ハロヲタ界隈、大荒れしていますね!
でもまあこれは…荒れるでしょう(笑)
なんせ、モーニング娘。擁するハロプロとAKB48擁する48グループと言えば、「アイドル戦国時代」においてしのぎを削り合ってきたライバル同士。
長らくアイドル界の絶対王者として君臨していたモーニング娘。に迫る勢いでAKB48が台頭してきた2007年末、「NHK紅白歌合戦」においてモーニング娘。とAKB48が共演することが決まった際には、当時のモーニング娘。リーダー・高橋愛がAKB48に対し「負けたくない」と発言するなど、明らかな敵対関係でした。
しかし、この2007年の「NHK紅白歌合戦」を最後に、モーニング娘。は出場が途絶えることに。
逆に、この時が初出場だったAKB48は、ここから連続出場し続け、今年も出場することが決まっています。
(ちなみに、1998〜2007年のモーニング娘。、2007〜2016年のAKB48はともに10連続出場で、これは女性アイドルグループの最多出場記録でもあります)
そして、2010年頃から始まった「アイドル戦国時代」において、AKB48は前田敦子や大島優子などの人気メンバーを看板に、破竹の勢いでハロプロを追い抜いていきました。
2011年には、当時のモーニング娘。リーダー・道重さゆみが「『アイドル戦国時代』ということで天下を取っている方もいるかもしれないけど、私達は諦めないし私達自身負けてる気持ちはない」と発言しましたが、この「天下を取っている方」とはAKB48のことを指していたことは間違いありません。
このように、長らく敵対関係にあった両者でしたが、最近は音楽番組でコラボしたり、かつての関係よりも友好的になってきていることは明らかでした。
中でも、指原さんは自分がハロヲタであることを公言し、Twitterなどでも度々「まーちゃん(佐藤優樹)推し」であることをアピールしていました。
明日のFNS第二夜でのアイドルメドレーのリハをしていました。昨日までキラキラ輝いていたモーニング娘。'16のみなさんがすぐ横に。。。さすがに今日は写真撮ってくださいとは言えないので、さっきまでまーちゃんが立ってた床だけ撮りました。まっっ まーっっまーーーちゃん!!!!! pic.twitter.com/9YyxVrADgb
— 指原 莉乃 (@345__chan) 2016年12月13日
*佐藤が好きすぎて「まーちゃんが立ってた床」の画像をアップしたり…
また、先日の「FNS歌謡祭 第2夜」において「ザ☆ピ〜ス!」のセリフパートを指原さんと佐藤が2人で担当したり、そのことがネットニュースになるなど、「指原莉乃=まーちゃん推し」であることが度々話題になってきました。
こういった流れは、ハロヲタ界隈で概ね好意的に受け入れられてはいたと思いますが、前述したように長らく敵対関係にあった両者なので、複雑な気持ちで見ているというハロヲタの声も、やはり度々聞かれました。
そんな中での、「サシニング娘。(指原莉乃&モーニング娘。'17)」結成の報です。
正直、私個人的には「ついにきたか…」という感じでした。
びっくりはしました。
びっくりはしましたが、ある程度予想できたことでした。
よく「閉鎖的」と言われるハロプロですが、2006年にはWaTと「WaT×ハロー!プロジェクト」を結成した前例がありましたし、AKB48は、2009年にアイドリング!!!と「AKBアイドリング!!!」を結成しシングルを発売した前例もありました。
そして、最近の流れ。
これは、いつ48グループとハロプロのコラボユニットが結成されてもおかしくないと感じていました。
なので、覚悟(?)はある程度できていましたが…
今回のコラボはどちらかというと「朗報」ではなく「悲報」なのでは?と思っています。
その理由としては、主に4点。
①HKT48とモーニング娘。のグループ同士のコラボではなく、指原さん個人とモーニング娘。のコラボであること
②コラボユニットとしてシングルを発売するのではなく、AKB48のアルバムに楽曲が収録されるのみであること
③恐らくこの楽曲が、モーニング娘。13期メンバー・加賀楓と横山玲奈のメジャーデビュー曲になること
④「アイドル戦国時代」の情勢と、コラボのタイミング
まず、①について。
前述した「AKBアイドリング!!!」は、AKB48とアイドリング!!!がお互いグループとしてコラボしており、対等な立場でした。
ですが、今回は指原さん1人とモーニング娘。13人がコラボするということで、これでは世間に「モーニング娘。13人がかりでやっと指原さん1人とコラボできます」みたいなイメージで見られかねません。
いや、私も盲目的にハロプロ贔屓をしているわけではないので、今のアイドル界、ひいては芸能界において、指原さんの立場とモーニング娘。の立場が明らかに違うことはわかっています。
指原さんは、連日テレビで見かけますし、もはや芸能界の中でもトップクラスのパワーを持っている方でしょう。
対して、モーニング娘。はまだまだメンバーそれぞれの知名度も無く、今や芸歴に関しても指原さんより短いメンバーばかりです。
ですが、この状況を、「負けたくない」と言った2007年の高橋や「負けてるつもりはない」と語った2011年の道重が見たらどう思うでしょうか。
ドルヲタの中には、「モー娘。は指原の軍門に下ったみたいだね」という見方をする人も散見されます。
私個人的には、なんだかモーニング娘。の矜持が失われたような気もして、少し寂しいです。
次に、②について。
これは、「サシニング娘。(指原莉乃&モーニング娘。'17)」の楽曲を聴くにはAKB48の新アルバムを買わなければいけないという状況って、モーニング娘。側に、指原さんとコラボする「旨味」ありますか?という話です。
もちろん、このコラボをきっかけに、AKB48のアルバムを買った48ヲタが、モーニング娘。に興味を持ってくれれば「旨味」はあるでしょうけど…
「この楽曲を聴きたいならAKB48のアルバム売上に貢献しろ」と言われているハロヲタの図、なんだかなあ…と思ってしまいます。
そして、③ですよ!
AKB48の新アルバムは、来年1月25日発売。
…ということは、もう十中八九、13期メンバーの歌声が入った初めてのCDになることが確定なんですよ。
これって本当にどうなんでしょう。
私が今回一番なんとも言えないのがこの点なんですよ。
加賀と横山に「モーニング娘。に入ったのに、メジャーデビューはAKB48のアルバムだった」って事実を背負わせ続けることに、モーニング娘。周辺の大人たちは何も感じなかったのでしょうか?
思えば、12期メンバーのデビュー曲でも、MVで鈴木香音を映さずに代役のJuice=Juice宮本佳林を映しまくる!という暴挙をやってのけた事務所でした。
(しかも、鈴木のリップシーンの撮影までしておいて、それを使わなかったという非道っぷり)
*モーニング娘。'15「青春小僧が泣いている」MV
(怪我をした鈴木だけでなく、これがデビュー曲の12期メンバーも目立たない作り…)
*モーニング娘。'15「青春小僧が泣いている」MV(Another Ver.)
(こっちを正規MVにすればいいのに…!と思ったハロヲタは多いはず)
メジャーデビューって、本人たちやそのファンたちにとっては大事なことのはずなんですけどね。
事務所はそのへんを理解しているんでしょうか。
最後に、④について。
2010年頃より続いている「アイドル戦国時代」ですが、前述したように、かつて覇権を握っていたモーニング娘。及びハロプロでしたが、破竹の勢いで攻め上がってきたAKB48及び48グループに、アイドル界の王座を奪われることとなりました。
ですが…
現在も48グループがアイドル界の頂点に君臨しているか?と聞かれれば、答えは「NO」でしょう。
現在「アイドル戦国時代」の覇者となっているのは、乃木坂46(及び欅坂46を含めた坂道シリーズ)。
*現在飛ぶ鳥を落とす勢いの乃木坂46
かつてハロプロが48グループに絶対王者の座を明け渡したように、48グループは坂道シリーズにその座を明け渡してしまった状況。
そんな中での、ハロプロと48グループのコラボは、なんだか「ピークを外れた者同士の助け合い」のようにも見えてしまう。
コラボをするのが10年遅いというか、それこそ2007年頃にコラボしたら面白かったんじゃないのか?なんて思ったりします。
その当時なら、「アイドル界の絶対王者・ハロプロと破竹の勢いの48グループの夢のコラボ」だったわけですし…
とはいえ、実際その当時にコラボなんてしていたら、ハロヲタ界隈も48ヲタ界隈も、今どころじゃない荒れ方だったと思いますけど(笑)
まあ、こんなに文句ばかり言っている私ですが、今回の話題はまるっきりの「悲報」というわけでもないと思っています。
というのも、「アイドル戦国時代」ですが、実は「もう終わっている」という意見もあって、「ハロプロ、48グループ、坂道シリーズ、スターダスト、アミューズなんかのトップアイドル界隈はなんとか生き残っているものの、ローカルアイドル界隈や地下アイドル界隈では解散や活動休止に追い込まれるグループが多発している現状は、何度目かの『アイドル冬の時代』の到来の兆しを感じる状況だ」なんて言う人もいます。
かつては、おニャン子クラブの解散〜SPEEDのデビューあたりの時期や、モーニング娘。の黄金期終了〜AKB48のブレイクあたりの時期が「アイドル冬の時代」と呼ばれたことがありましたが、またそんな時代がくるのでは、という予想は本当によく見ます。
そういった時代が再度到来してしまうのは、ハロヲタにとってはやはり辛いことです。
今回のモーニング娘。と指原さんのコラボが話題になり、アイドル界が盛り上がれば、それが辛い「アイドル冬の時代」の到来を遠ざけることになる、かもしれません。
なんにせよ、どういった形でも「話題になる」ことは芸能界においては大事なことなので、モーニング娘。のメンバーには、今回のことを上手く利用して頑張ってほしいと思います。
以上、つらつらと勝手なことを書き殴りましたが、最後まで読んでくださった方は、ありがとうございました!