映画「君の名は」が大ヒットしました。

日本映画興行成績の上位をスタジオジブリの作品で

占めていましたが、その歴史を塗り替えました。

 

「君の名は」に注目がいきましたが、同時に、

これほど多くのジブリ作品が愛されてきたのかと、

気づくきっかけにも、僕自身なりました。

 

スタジオジブリの作品ではありませんが、僕は小さな頃から

宮崎駿監督の作品、絵に影響をうけてきました。

名探偵ホームズ、未来少年コナン、アルプスの少女ハイジ

ルパン三世、カリオストロの城など、数えあげればきりが

ありません。

 

それは僕だけでなく、ナナさんもジブリ作品が大好きです。

そんなこともあり、娘が生まれてからというもの、

子どもの誕生日や何かの記念に「ジブリ美術館」に

行くのが恒例になっています。

 

お正月休みに初めて「ジブリ美術館」へ行きました。

美術館には映像展示室「土星座」という80人ほどが入れる

小さな映画館があり、ここでしかみられないジブリのオリジナル

短編アニメーションを観ることができます。

 

現在9作品が月ごとにローテーションで上映されています。

そのうち6作品を観ましたが、先日やっと7作品目、

「くじらとり」を観ました!

 

 

これは中川李枝子さんの「いやいやえん」のなかに

ある同名の物語をもとにつくられたものです。

 

この「くじらとり」は中川さんが保育士として働いて

いた園で、実際に子どもたちとのやりとりのなかで

生まれた物語なのですが、話がとても面白て大好きな作品です。

 

アニメーションにする際、声を収録するとき

宮崎監督は集まった子どもたちに

「くじらとりごっこ」をさせて、それを使おうとしたそうです。

でも実際にはなかなかハードルが高く、プロの子役80人の中から

オーディションで出演者を決め、プレスコによって

収録することになりました。

 

子どもたちの仕草、会話が、子どもたちの通っている保育園や、

娘と息子のやりとりを聞いているようで、

クスクスと笑ってしまいました。

まだ読まれたことのない方はぜひ子どもと一緒に読んで

みてください。そして「ジブリ美術館」で観てください。

 

定期的に美術館内の展示物が入れ替わるのですが、

今回は「火垂るの墓」の生の絵コンテを見ることができました。

高畑監督の絵コンテは「わかりやすい」と以前聞いたことが

ありましたが、「確かに」と思えるほどの的確なものでした。

デッサン、背景画などなど、本当に宝の山です。

 

また美術館のなかにある本屋さんもオススメです。

宮崎駿さんオススメの絵本、児童小説、文学作品の数々で、

僕ら家族はこの本屋さんが大好きです。

 

本当に楽しい時間を過ごすことができました🎵