菓子を銃の形にして停学処分の8歳児、米NRAの終身会員に

[30日 ロイター] - 全米ライフル協会(NRA)は、パイ菓子をかじって銃の形にしたことで停学処分を受けたメリーランド州に住む8歳の少年にジュニア終身会員の身分を与えた。少年の弁護士が30日明らかにした。
少年の停学処分を聞いた同州の州議会議員(共和党)が、550ドル(約5万6000円)を払ってNRAのジュニア終身会員を少年にプレゼントしたという。
少年は、学校の朝食プログラムの時間にパイ菓子をかじって銃の形にしたとして、今年3月に2日間の停学処分を受けていた。弁護士は「少年がかじったパイ菓子よりも、むしろアイダホ州やフロリダ州の形の方が銃に似ている」と主張し、学校の処分に抗議している。
少年の弁護士は、州議会議員からのこのプレゼントについて、良い子だが少しやんちゃな少年にとって素晴らしいものだとし、銃器の正しい扱い方を学んでくれるだろうと述べた。少年の家庭は銃を所有していないという。

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