写真1●ownCloudのログイン画面
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写真2●ownCloudのログイン後の画面(PHP)
写真2●ownCloudのログイン後の画面(PHP)
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 ビーグッド・テクノロジーは2013年1月7日、オンラインストレージの自社構築を支援するサービス「自社専用オンラインストレージ(ownCloud)の構築・サポート」(写真1)を発表、同日提供を開始した。オープンソースの「ownCloud」を使ったシステム構築について、構築サービスと年間サポート(電話とメールを使った問い合わせ対応)を提供する。価格(税別)は、構築サービスが10万円から、年間サポートが12万円から。

 ownCloudは、LAMP環境で動作するWebDAVストレージサーバーソフト。WebDAVまたは専用Webインタフェース(PHPで開発、写真2)を介してファイルにアクセスする。ファイルデータ本体はLinuxのファイルシステムや外部ストレージ(クラウド、FTP、NFSなど)に置かれるが、ユーザー権限情報やファイルID/バージョン情報などはリレーショナルデータベース管理システム(MySQL、PostgreSQL、SQLite)で管理する。

 ビーグッド・テクノロジーは今回、このownCloudの導入支援サービス(構築サービス)と日本語による年間サポートをサービスメニュー化した。一般にオープンソースの導入/運用は敷居が高いが、有償サポートを受けることで容易になる。

 なお、ownCloudには、無償版の「Community Edition」のほかに、年額制のサブスクリプションライセンスで開発会社によるサポート付きの「Business Edition」および「Enterprise Edition」もある。ビーグッド・テクノロジーのサポートサービスは、ownCloudの無償版と有償版のどちらでも利用できる。

 有償版のownCloudの価格は、Business Editionが50ユーザーで999ドル、Enterprise Editionが2500ユーザーで3万6000ドル。有償版を利用した場合の支払いは、ビーグッド・テクノロジーが代行する。