2015年4月以降の購入は軽自動車税増だから商用車が賢い選択

間もなく軽自動車税が増税されます。

より詳しくいえば、2015年4月以降に新車販売された軽自動車にかかる軽自動車税(2016年4月1日の所有者・使用者が負担する税)が増税となるので、実際に増税された軽自動車を納めるのは2016年5月頃になるのですが、それでも軽乗用車で従来7,200円から1.5倍となる10,800円(年額)というのは、憤りを感じるユーザーも多いことでしょう。

ただし、従来から1.5倍に増税されるのは軽乗用車だけで、軽トラなどの軽商用車については1.25倍の増税にとどまっています。具体的には、4,000円から5,000円への増税で、乗用車に比べると半額の税額となります。

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思えば、かつてスズキの初代アルトが人気を博したのは、物品税という当時存在していた税が商用車にはかからないという制度下において、商用車規格ながらパーソナルユースに対応するというアイデアにありました。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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